卓球のレシーブは、相手の攻撃を防ぐために重要です。
しかし、「回転がわからない」「ボールが浮く」など、レシーブが苦手な初心者は多いです。
レシーブは、最も難しいとされる技術です。なんと相手がサーブを打ってから、ボールが自陣コートに到達するまでの時間は0.2〜0.5秒です(!)。この短い間に適切に対応しなければなりません。
今回はレシーブが上達するコツや、ミスをしない方法について解説していきます。
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回転を判断して同じ回転でレシーブする
卓球のレシーブでは、相手のサーブの回転を見極めることが最重要です。
そして、それに合わせた対処をすることで、苦手を克服できます。
回転の種類とそれに合うレシーブの仕方
まずは、サーブの回転の種類を理解しましょう。これには、下図のように9種類あります。
それぞれ、レシーブするあなたから見て、上の図で示した矢印の方向に回転します。
サーブの回転は、相手が打つ瞬間、ラケットの面がボールのどこを捉えているかを見て判断できます。例えば、ボールの底(下)を捉えていれば下回転、あなたから見て左を捉えていれば左回転です。
最もレシーブミスをしにくいのは、相手の回転と同じ回転で打ち返すことです。一番基本的な方法なので、忘れないように注意しましょう。
回転がわからない時のレシーブの仕方
ただし、必ずしもサーブの回転を判断できるとは限りません。
もし相手がボールを打つ一瞬でわからなければ、その後どんなに考えても答えは出ません。
こうなったら判断は諦め、開き直って思い切りレシーブするのがコツです。
相手よりも強い回転をかけてレシーブする
回転がわからないときは、相手より強い回転をかけてレシーブしましょう。
相手サーブの回転がわからないゆえに、恐る恐る打つのはダメです。
しっかりと自分の回転をかければ、相手の回転の影響は受けません。
長いサーブはドライブやスマッシュで攻める
台上で2バウンドしない長いサーブが来たら、ドライブやスマッシュで攻めましょう!
攻撃的なレシーブは、相手の回転を打ち消せます。長いサーブは積極的に打ちましょう。
コースを判断してレシーブする
回転と同時に、コースを予測することも重要です。
相手がサーブを打つ瞬間の、ラケットの面の向きで、ボールの曲がり方を予測できます。例えば右回転なら、ラケットの面はあなたから見て左を向いています。ゆえに、ボールは左に曲がって飛んできます。
下図のように、回転別におおよその軌道がわかります。
それから、相手コートでのバウンドからネットまでの、ボールの軌道をよく見ましょう。これからも、どのコースに来るのかがわかります。
長さを判断してレシーブする
加えて、相手コートでバウンドした場所と勢いから、サーブの長さを想像します。
相手コートでのバウンドが、ネットに近い場合は短いサーブです。反対に遠い場合は、長いサーブになります。
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卓球レシーブの反応を早くする
回転やコースを判断すると同時に、反応を早くすることも大切です。
そのためのコツは、以下の通りです。
台から半歩下がった場所で構える
まずは、台から半歩下がった場所で構えましょう。距離をとることで空間・時間的に余裕ができます。
近くで構えていると、間に合わなかったり、体が詰まって打てなかったりします。
全てのサーブに対応できるよう、台から少し距離をとって構えましょう。
膝を曲げて姿勢を低くする
次に、膝を曲げることで、姿勢を低くして構えます。
こうすることで、足を早く動かせ、レシーブするまでに時間的余裕が生まれます。
また、体全体を使って打球しやすくなり、ミスを減らせます。
足から動かす
姿勢を低く保つのと同時に、足から動かすことを意識しましょう。
初心者にありがちなのは、腕から先に動かそうとすることです。それでは大きく動けず、レシーブに時間がかかります。
足から動かすことで、よりボールに近づくことができます。
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卓球レシーブをより上達させるコツ
レシーブをより上達させるために、他にも抑えておきたいポイントがあります。
体の近くで打つ
安定した体勢でレシーブをするために、体の近くで打ちます。身長によりますが、肩からラケットまでの距離は、おおよそ30〜50cm以内にしましょう。
体から離れたところで打つと、雑になったり、力加減ができなかったりします。
体の近くで打つことで、しっかりと安定した打ち方ができます。
ラケットと顔を近づける
特に短いサーブをレシーブするときは、顔とラケットの距離を近くして打ちましょう。目安は、約30cmです。
そうすることで、姿勢がより低くなり、重心が下がるので体勢が安定します。
台が邪魔になって打ちにくい短いサーブは、こういったひと工夫が大事です。
ボールとラケットの接触時間を短くする
ボールとラケットの接触時間を短くすることも、コツの一つです。
弾くように打つことで、相手の回転から受ける影響を最小限にし、ミスの可能性を減らせます。
これも、レシーブを安定化させるために有効です。
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試合で究極に困ったときは
「レシーブできない」そういうお手上げなサーブに出会うこともあります。
これに惑わされていると、試合はすぐ終わってしまいます。そんなときの対処方法を、紹介します。
台の真ん中やミドルを狙う
左右どちらに飛ぶ横回転なのかわからないときは、台の真ん中や相手のミドルコース(利き手側の脇腹付近)を狙いましょう。
相手の回転がかかるため、左右どちらかのコースに返球できます。長さは短い方が、相手に強打されにくいです。
とにかくレシーブミスをしたくないときに有効です。
苦手なサーブこそ得意なフリしてレシーブする
苦手なサーブが来たら、「得意なフリ」をしながら、自信満々にレシーブしましょう。
相手は勘違いをして、そのサーブを出す回数が減ります。
こういったハッタリをきかせる駆け引きも、試合では重要です!
「決め打ち」も有効
レシーブでは、「決め打ち」も重要です。決め打ちとは、仮定して打つことを指します。
例えば、相手サーブを「横上回転だ」と決めつけて、思い切りレシーブします。
上級者になるほど、同じ回転のサーブを出し続けることはありません。なぜなら、対戦相手が慣れるのを避けたいからです。
よって、何回かに1回は、あなたが仮定した回転のサーブが来ると予想されます。全部は当たらなくても、そのときだけは返球できる、という理論です。
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卓球レシーブ練習の仕方
卓球のレシーブの練習は、まず正しい打ち方でできるように、回転・コース・長さを決めて一つずつ練習しましょう。
まずは、同じ回転のサーブを出してもらって、ひたすらレシーブを繰り返します。身についたら、試合と同じようにランダムに出してもらいましょう。
できなかったものは、また一つずつ練習します。
これを繰り返すと、頭で考えず反射的にレシーブができるようになります。
また、イメージトレーニングもとても有効です。普段から「このサーブのときは、こうする!」と具体的にイメージしておきましょう。
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まとめ
これまで解説したように、レシーブの上達のコツは以下の通りです。
・サーブの回転、コース、長さの判断を素早くする
・回転に合わせて正しい打ち方でレシーブする
・相手サーブの回転がわからないときは、開き直って思い切り打つ
・台から半歩下がって、低く構える
・足から動かし、顔の近くで打つ
・試合では「得意なフリ」「決め打ち」も有効
・普段からイメージトレーニングをしておく
レシーブが苦手な人は、とにかく躊躇しないことが大事です。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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