卓球は、中学校の部活で始める人が多いです。
顧問の先生も同様に、これが卓球に携わる、はじめての機会になることも多いです。また、学生時代以来、久しぶりに卓球をするという先生も多いでしょう。
新鮮さや懐かしさを感じるのと同時に、知っておいて欲しいことがあります。それは、中学の団体戦のルールには高校や一般とは違う点がある、ということです。
この記事では、中学の団体戦のルールや高校との違い、中学の団体戦で勝つ秘訣などについて解説します。
どうぞ最後まで、お付き合いください♪
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もくじ
卓球団体戦・構成と順番は同じ
中学も高校も、団体戦の構成と順番は同じです。
4つのシングルスと1つのダブルスで構成されます。順番は、下図のように3番目にダブルス、あとはシングルスです。
この構成と順番は、一番メジャーなものです。公式試合やオープン戦などでも、ほとんどがこれと同じです。
このように、中学も高校も、団体戦の構成と順番は同じです。
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卓球団体戦・人数が違う、中学は必ず6人で
中学と高校の団体戦で異なるのは、出場人数です。
高校では最低4人から出場できるのに対し、中学では必ず6人で出場するルールです。
中学の団体戦では、下図のように1人1回の出番となります。(S)はシングルス・(D)はダブルスを表しています。A〜Fの6人が出場する場合です。
同じ選手が、ダブルスとシングルスに、2つのシングルスになど、2回出ることはできません。
6人に満たない部分は、下図のように棄権となります。
一方、高校では最低4人から、2人がそれぞれ2回ずつ出場することができます。例えば、下図のようにです。
Aは第1試合とダブルスに、Bはダブルスと第4試合に出場します。
ただじ、注意点もあります。それは、「第1試合と第2試合に出た選手同士で、第3試合のダブルスは組めない」というルールです。
詳しくはこちら↓の記事で解説しています。
中学と同様に、高校でも6人で出場することができます。しかし、エースを2回起用するほうが勝ちやすいので、4人または5人のことが多いです。
ちなみに、中学・高校どちらもベンチに入れるのは、8人までです。試合に出ない選手は、審判や応援をします。
また、セット間の休憩では、プレー中の選手に飲み物を渡したり、うちわで仰いだりしてサポートをします。
このように、中学と高校の団体戦では、出場人数が違います。
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中学の団体戦で勝つ秘訣
ここからは、中学の団体戦で勝つ秘訣について、解説します。それは、色々な戦型の選手を揃えることです。
これにより、オーダーを組むときのパターンが多様になります。また、練習の幅も広がります。
卓球は、中学から始める人がほとんどです。本人の希望に合わせて戦型を決めるのもいいですが、戦略的に決めるのもアリです。同じ戦型ばかりにならないようにしましょう。
例えば、下記のような選手を揃えます。
・シェーク裏裏(シェークハンドで両面に裏ラバーを使用)
・シェーク裏表(シェークハンドでフォアに裏ラバー、バックに表ラバーを使用)、ペン表(ペンホルダーで表ラバーを使用)
・カットマン
・粒高守備(ペンホルダーで粒高ラバーを使用)
・左利き
特に、小学生から卓球をしている経験者は、中学になってからカットマンや粒高ラバーを相手に大苦戦します。この理由は、小学生にこれらの選手が非常に少ないからです。
小2から卓球を始めた私も、はじめは粒高選手のボールが打てなくて、かなり苦労しました。このように粒高の選手は、大物食いになる可能性が大きいです。
また、左利きの選手はダブルスで有利です。右利き同士で組むより、右利きと左利きでペアを組んだほうが、動きが少なくなります。
こうした色々な戦型の選手がいることで、様々な球種を打てます。その結果、練習メニューも豊富になり、色々な戦型の対策ができます。
また、同じような戦型の選手ばかりだと、こんなデメリットがあります。
例えば、攻撃型ばかりでカットマンがいないチームでは、カットマンのボールを打つ機会がありません。なので、対戦相手にカットマンがいると分かっていても対策ができず、試合ではじめてカット打ちをする、という無茶なことになってしまうのです。
チーム内にカットマンがいると、こういった状況を避けることもできます。
以上のように、色々な戦型の選手を揃えることが、中学の団体戦で勝つ秘訣です。
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中学で卓球を始める場合の戦型の適性
最後に、中学で卓球を始める場合の、戦型の適性について解説します。
シェーク裏裏
シェーク裏裏の適性は、以下の5点です。
・運動神経がいい、バックハンドが得意、明るい性格もしくはやんちゃ
・負けず嫌い
・ミーハー
この戦型が、一番王道です。なので、後述するカットマンや粒高の適正がない場合や、特徴が何もない場合もこれになります。
以上が、シェーク裏裏の選手を選ぶ際に、重視するといい点です。
シェーク裏表・ペン表
シェークでバックが表ラバー(シェーク裏表)や、ペンホルダーで表ラバー(ペン表)の選手の適性は、以下の5点です。
・攻撃が上手
・ドライブよりスマッシュを打つ、打ちたがる
・バックハンドに力がない
・個性的
・ドライな性格
ボールをこすって打つドライブは苦手でも、弾いて打つスマッシュになると、別人のように輝く人もいます。私が、そうでした。
シェークで裏裏ラバーがしっくりこない感じなら、こちらをおすすめします。また、上達具合を見て、シェーク裏裏からシェーク裏表に変更してもOKです。
以上が、シェーク裏表やペン表の選手を選ぶ際に、重視するといい点です。
カットマン
カットマンの選手の適性は、以下の5点です。
・身長が高い
・手足が長い
・大人しい
・ひたむき
・ポーカーフェイス
カットマンは台から距離をとって、ラケットを上からしたに大きく振り下ろす「カット」という打ち方をします。ボールに変化をつけて、相手のミスを誘うことで得点をする戦型です。
なので、長身で手足が長いほうが、有利です。
また、守備を中心とした粘り強いラリーをしないといけないので、大人しくてひたむきな性格が向いています。経験を積むことでしたたかさを合わせ持てれば、なお良しです。団体戦では、後半で頼りになります。
以上が、カットマンを選ぶ際に、重視するといい点です。
粒高守備
粒高守備の適性は、以下の5点です。
・強打するよりもラリーを続けるほうが好き
・運動神経があまり良くない
・一風変わっている
・熱心
・ヲタク要素強め
卓球台に張り付いてラリーをする粒高守備では、粘り強さが必要です。ラバーの特性を活かして打つので、運動神経はあまり良くなくてもOKです。
団体戦では第2・4試合で、大物を食う番狂わせを狙えます。卓球をやるのは中学の3年間だけ、という選手にもいいです。
以上が、粒高守備を選ぶ際に、重視するといい点です。
左利き
左利きの適性は、もちろん左利きであることです。
最近では右利きでも、左手でラケットを持つこともあるようです。しかし、それは小学生から卓球を始める場合です。体や感覚が成長した中学生では、これをするのはむずかしいです。
なので、意図的に左利きを生み出すことはおすすめしません。
逆に、選手の中に左利きがいる場合は、本当にラッキーです。左利きには、シェーク裏裏、もしくは裏表がおすすめです。
左利きというだけで、大きなアドバンテージがあります。攻撃型が有利なので、粒高守備やカットマンにしてはいけません。
以上が、左利きの適性です。
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まとめ
ここまで解説したように、卓球の団体戦は、中学と高校で人数に違いがあります。
中学では、必ず6人が出場するルールです。ゆえに、総合力がより必要になるということです。
色々な戦型の選手を集めることで、対戦相手に合わせて臨機応変な対応ができます。これが、中学の団体戦で勝つ秘訣です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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