卓球ドライブの種類・回転と技!全9種類のドライブを網羅!!

 
Pocket

卓球において、ドライブは攻撃の要となる技術です。また、大きな得点源にもなります。

ただ、ひと口に「ドライブ」と言っても、様々なものがあります。回転・スピード別にすると6種類、技術・スタイル別にすると3種類、合計9種類があります。

今回は、そんな9種類のドライブについて、紹介します。記事を読むことで、状況に応じた的確なドライブを打ち、試合を優位に展開にすることが可能となります。

どうぞ最後まで、お付き合いください♪

【期間限定】色々なドライブを打ち分けて卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ドライブの種類:回転・スピード別

まずは、回転・スピード別に、ドライブの種類を解説します。これには、以下の6つがあります。

・パワードライブ

・スピードドライブ

・ループドライブ

・カーブドライブ

・シュートドライブ

・ナックルドライブ

これらの特徴を図で表すと、次のようになります。

縦軸は上回転の強さ、横軸はスピードの速さを表しています。

それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。

パワードライブ(回転+スピード)

1つ目は、パワードライブです。

これは、回転のかかった速さのあるドライブです。ドライブの中で最も威力があり、万能で理想的な技術です。

一般的には、回転量とスピードは相反します。回転量の多いドライブはスピードが遅く、スピードの速いドライブは回転量が少ないです。

しかし、パワードライブは、これらを両立するものです。難易度の高い技術ですが、習得すれば強力な武器になります。

そして、前陣・中陣・後陣のどこのポジションからでも打てます。主に、高さのあるボールや弱い下回転のものに対して、使われます。

3球目攻撃やラリーで攻めて得点したり、相手にプレッシャーを与えたりできます。世界のトップレベルの試合でも、パワードライブが頻繁に使われています。

このように、パワードライブは回転量とスピードを併せ持つ、最も威力のあるものです。

パワードライブの打ち方はこちら↓

卓球パワードライブの打ち方とコツ!爆発的威力〜最強ドライブ伝説〜

スピードドライブ(スピード重視)

2つ目は、スピードドライブです。

これは、スピードの速いドライブを指します。回転よりも速さに特化したもので、攻撃力と得点力が高いです。「一撃必殺技」とも言える技術です。

打点は、頂点または頂点前です。これが遅くなると、威力は半減します。

パワードライブと同様に、主に高さのあるボールや、弱い下回転のものに対して使われます。

また、下図のように、ボールの軌道は直線的です。

直線的な軌道だと、オーバーミスやネットミスをしやすいです。ゆえに、安定性にはやや欠けますが、ミスをしなければ比較的得点しやすいです。

振り抜く動きが大きくなるので、次のボールに素早く備えることが必須となります。スピードが速い分、相手にブロックやカウンターをされると、リターンも速くなることを忘れてはいけません。

このように、スピードドライブは、回転よりもスピードに重点を置いたドライブです。

スピードドライブの打ち方はこちら↓

卓球スピードドライブの打ち方、スマッシュとの違いや特徴も

ループドライブ(強い回転)

3つ目は、ループドライブです。

これは、回転に特化したドライブです。強い回転がかかっている反面、スピードは遅いです。山なりの軌道をとるのが、特徴です。

攻撃力はあまりなく、守備的なドライブです。使い方次第で相手の意表をつくことができ、トリッキーでもあります。

これは、強打しにくい強い下回転のボールや、低いボールに対して使われます。また、ラリーのテンポやタイミングを狂わすためにも、用いられます。

スピードがない分、しっかりと回転をかける必要があります。そして、狙い打ちされないように、相手のバック側・ネット付近を狙うなど、コースにも気を遣わなければなりません。

このように、ループドライブは、強い回転のかかった山なりの軌道のドライブです。

ループドライブの打ち方はこちら↓

卓球ループドライブのコツと打ち方!9個のコツを抑えて完全マスター

カーブドライブ(左に曲がる)

4つ目は、カーブドライブでです。

これは、下図のように、バウンドしてから左方向に曲がるものです。ドライブの上回転に、左横回転を加えたものです。

ボールが大きく曲がるので、相手はタイミングがとりにくくなります。また、ループドライブのように山なりの軌道かつ、曲がるボールにすることもあります。

ただ、横回転を加えることでスピードは少し遅くなります。なので、相手が構えているコースに打ってしまうと、カウンターされるリスクがあります。

そこで、相手がバック側に寄っているときに、フォアにこれを打つと良いです。

もしくは、バウンドして曲がった先が、相手のミドルになるように打つと良いです。そうすると、次を相手のフォアもしくはバックに攻める戦術が取れます。

 

このように、カーブドライブとは、バウンドしてから左に曲がるドライブです。

カーブドライブの打ち方はこちら↓

卓球カーブドライブ横回転をかけて強烈に曲げる打ち方とコツ

シュートドライブ(右に曲がる)

5つ目は、シュートドライブです。

これは、バウンドしてから右方向に曲がるものです。ドライブの上回転に、右回転を加えたもので、得点力のあるものの1つです。

カーブドライブと同様に、バウンドしてからボールが曲がります。このため、相手にタイミングをとりづらくさせる効果があります。

これは、相手がフォア側へ寄っているときに、バックに打つと良いです。台の外側に曲がるので、相手はすごく打ちにくくなります。

このシュートドライブは、色々な場面で使える、使い勝手のいい技術です。なぜなら、様々な打点や体勢から打てるからです。

頂点や頂点前を捉えて打つと、決定力のあるボールになります。反対に、打点を遅くしてフェイントをかけることもできます。

また、窮屈な体勢を解消しながらでも打てます。例えば、ミドルに打たれて詰まったときや、回り込もうとして間に合わなかったときなどです。

このように、シュートドライブとは、バウンドしてから右に曲がるドライブです。

シュートドライブの打ち方はこちら↓

卓球シュートドライブの打ち方と曲げる3つのコツ!意外なメリットも

ナックルドライブ(無回転)

ナックルドライブは、無回転のドライブです。

相手コートに、ぽとりと落ちるような軌道をとります。バウンド後に、ボールは失速します。

無回転なので、単体では威力がありません。回転のかかったドライブと組み合わせることで、相手のミスを誘えます。

具体的には、パワードライブやスピードドライブで、相手の位置を後ろに下げておきます。そのラリーの中に、ナックルドライブを混ぜることで、相手の体勢を崩せたり、ミスを誘えたりします。

このように、ナックルドライブは、無回転のドライブです。

【期間限定】状況に合わせたドライブで卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ドライブの種類:技術・スタイル別

次は、技術・スタイル別に、ドライブの種類を解説します。これには、以下の3つがあります。

・カウンタードライブ

・台上ドライブ

・バックハンドドライブ

それぞれについて、詳しく解説していきます。

カウンタードライブ

カウンタードライブとは、相手のドライブに対して、ドライブを打ち返すものです。

難易度が高く、上級者向けの技術です。回転量、球種、コースをしっかり判断できて、初めて打てます。

打点は、バウンドしてすぐの、上がりかけを打つ必要があります。高度な判断能力と、反射神経が求められます。また、ラケットの角度もシビアに調整しなければなりません。

このように、カウンタードライブは相手のドライブに対して、ドライブを打ち返すものです。

カウンタードライブの打ち方はこちら↓

卓球カウンタードライブの打ち方とコツ!戦術パターン・練習方法まで

台上ドライブ

台上ドライブとは、台上で打つドライブのことです。

自陣コートでの2バウンド目が、台から出るか出ないかといった、ギリギリの長さのボールを打ちます。

台上の短いボールを打つ技術に、フリックがあります。これとの大きな違いは、2つあります。

1つ目は、打球前にバックスイングが必要なことです。2つ目は、スイングが大きいことです。

フリックでは、コンパクトなスイングで、ボールを弾いて打ちます。しかし、台上ドライブでは、擦るようにして回転をかけて打ちます。なので、バックスイングと大きなスイングが必要となります。

通常のドライブよりも回転をかけにくいため、難易度は高めです。打てるか否かの判断が難しい上に、スイング方向やラケットの角度など、気をつけるポイントも多くあります。

元々は、中国で開発された粘着系ラバーの特性を生かすために、開発された打ち方です。そのため、使用する用具の制約を受けやすい技術です。

しかし、これができるようになれば、攻撃の幅が大きく広がります。

このように、台上ドライブは、台上で打つドライブのことです。

台上ドライブの打ち方はこちら↓

卓球台上ドライブの打ち方とコツ〜チャンスは絶対に逃さない!〜

バックハンドドライブ

バックハンドドライブは、バックハンドで打つドライブのことです。

ラケットの裏面で打つ技術なので、主にシェークハンドで使用される打法です。横回転がかかりやすく、相手のミスを誘うことができます。

ただ、フォアハンドよりも、難易度は高くなります。

なぜなら、体の使い方が異なり、可動域も狭いからです。なので、得意・不得意が大きく分かれます。

攻撃的なバックドライブを打つのはむずかしく、ラリーで先手を取るにとどまります。

しかし、練習を積んで威力のあるバックドライブを打てるようになれば、得点することも可能です。これができると、攻撃パターンや得点パターンが一気に増えるので、戦術の幅が広がります。

このように、バックハンドドライブは、バックハンドで打つドライブのことです。

バックハンドドライブの打ち方はこちら↓

卓球バックハンドドライブのやり方・打ち方/コツ/フォーム、練習はループから

【期間限定】色々なドライブを打ち分けて卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

まとめ

今回は、卓球のドライブの種類について解説しました。

回転・スピード別に分けると、以下の6種類のものがあります。

・パワードライブ(回転+スピード)

・スピードドライブ(スピード重視)

・ループドライブ(強い回転)

・カーブドライブ(左に曲がる)

・シュートドライブ(右に曲がる)

・ナックルドライブ(無回転)

また、技術・スタイル別に分けると、以下の3種類のものがあります。

・カウンタードライブ

・台上ドライブ

・バックドライブ

ドライブは、スマッシュに負けず劣らず、強力な得点源になります。なので、相手のボールの回転や高さ、自分の戦術・作戦に合わせて、これらを使い分けましょう。

的確なドライブを打ち分けられるように、ぜひ練習してくださいね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

あなたの卓球ライフを応援しています♪♪

【期間限定】様々なドライブを駆使して卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

関連ページ