卓球ルール改正・変更〜昔のルールとの違い〜事件もあった!

 
Pocket

どんなスポーツも、時代に合わせてルールを変え、進化を続けています。

卓球においても同様で、これまでに何度もルール改正がなされてきました。その中には、現在の卓球からはまったく想像できないようなものもあり、とても興味深いです。

この記事では、そんな卓球のルール改正・変更について解説します。

どうぞ最後まで、お付き合いください♪

【期間限定】ルール改正の歴史からヒントを得て卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球試合形式のルール改正・変更

まず、試合形式のルール改正・変更について、解説します。

下の表のように、昔と今では試合形式が大きく異なります。

昔は、1ゲームは21点先取・3ゲームマッチ(2ゲーム先取)でした。そして、サーブは5本交代でした。

この頃、1ゲームを長く感じる観客も多く、間延び感は否めませんでした。また、どちらかの選手が大量にリードした場合、逆転することがむずかしく感じて、緊迫感のなくなる試合もありました。

そういった背景から、2001年にルールが変更され、現在は11点先取・5ゲームマッチ(3ゲーム先取)です。全国大会や国際大会など、大規模な試合のシングルスでのみ、7ゲームマッチが適用されます。

サーブは2本交代となり、スピーディーな試合展開が多く見られるようになりました。見ていてもやっていても「ハラハラ・ドキドキ感」があります。

なお、デュースになったときのルールに変更はありません。10−10(以前は20−20)以降では、サーブは1本交代となり、2点差をつけた方が勝ちとなります。

このように、試合形式のルール変更・改正がありました。

【期間限定】ルール変更の歴史からヒントを得て卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ボールのルール改正・変更

次は、ボールのルール改正・変更について、解説します。

下の表のように、ボールは大きさ・重さ・材質・色、すべてにおいて移り変わってきました。

中でも大きく改正されたのが、大きさと材質です。

昔は、直径38mm・重さ2.5gの、セルロイド製のボールでした。この頃の卓球は「派手な動きが少なく、地味で面白くない」と言われていました。

ボールの色は白色が主流で、1989年にオレンジ色が導入されました。卓球台の色も、深い緑色から青色が主流となり、カラー化が進められましたがイマイチでした。

その後の2000年に、ボールの大きさが40mm・重さが2.7gに変更されました。これは、非常に影響力のあるルール改正でした。

ボールが大きく重くなったことで、スピードが遅くなり、回転もかかりにくくなりました。このことでラリーが続きやすくなり、卓球を見る人・やる人ともに楽しみが増えて人気が出ました。

そして、2014年にはプラスチック性のボールが登場し、2015年から使われ始め現在に至ります。プラスチックボールは、セルロイドとは違い、継ぎ目のないシームレスのものです。

また、ボールの色は、昔と同じように白色が主流です。

このように、ボールについては大きくルール改正・変更されました。

【期間限定】ボールの特徴を知ることで卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球サーブのルール改正・変更

サーブのルール改正・変更には、次のようなものがあります。

・サーブのトスは16cm以上

・サーブを打つ瞬間を相手に見せる

それぞれについて、解説します。

サーブのトスは16cm以上

1987年に、サーブのトスは16cm以上あげるように、ルール改正されました。

これは、元日本代表選手の宮崎義仁さんが、サーブだけで大量に得点したことに起因するそうです。彼のサーブでの一人勝ちを抑制するために、設けられたルールだという噂です。

確かに、そういった選手がいたら困りますね。苦笑

このように、ルール改正で、サーブのトスは16cm以上あげるように決められました。

サーブを打つ瞬間を相手に見せる

2002年の改正では、サーブでボールを打つ瞬間を、相手に見せるルールとなりました。

昔は、ボールを打つ瞬間を、腕や体で隠すことが常套(じょうとう)手段でした。

しかし、トスを上げてからボールを打つまでの間、ボールとネット両端のサポートを結ぶ「三角形」の中に、腕や体を入れてはいけないことになりました。

ちょうど、下図のようにです。

ユニフォームやダブルスパートナーの体なども、この三角形に入れてはいけません。

また、実際にボールを隠していなくても、そのような動作をすると違反になります。

同時に、ボールを打つ位置は、体の後方でもOKとなりました。ただし、前述したように、トスは16cm以上ほぼ垂直に上げなければいけません。

そして、 サーブを出すときのラケットの位置は、卓球台の表面より下でもいいことになりました。

このように、サーブでボールを打つ瞬を、相手に見せるようにルール変更されました。

【期間限定】サーブのポイントを押さえて卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ラバーのルール改正・変更

ラバーのルール改正・変更には、次のようなものがあります。

・スポンジラバーの使用禁止

・ITTF(国際卓球連盟)のラバー公認制度

・ラバーの色は必ず赤と黒の組み合わせ

・粒高ラバーと表ラバーの規制

それぞれについて、解説します。

スポンジラバーの使用禁止

1959年には、スポンジラバーの使用が禁止となるルール改正がありました。

ラバーは、表面のゴムの部分(赤や黒)とスポンジ部分の、2層から成ります。「スポンジラバー」とは、そのスポンジ部分だけのものを言います。

昔はスポンジだけでプレーできたんですね。今では信じられません。

厚さにも制限はなく、10mmのものでは、強烈な威力のボールを打てたようです。威力があり過ぎたため、禁止されました。

このとき同時に、厚さについても4mm以下と決められ、現在に至ります。

このようにルール変更で、スポンジラバーの使用が禁止となりました。

ITTF(国際卓球連盟)のラバー公認制度

1982年には、ITTFのラバー公認制度がスタートしました。

「ITTF」とは、International Table Tennis Federationの略で、国際卓球連盟のことです。

これにより、ラバーにITTFのロゴ表記のあるものだけが、使用できるルールとなりました。

その後の2011年には、ラバーにITTFのロゴがあるものでも、試合時の有効ラバーリストに掲載されていないものは、使用不可となりました。

そして現在では、ITTFのロゴがあっても、ITTF公認ラバーリストに掲載されていないものは使用できないルールです。

このように、ラバーはITTFの公認制度となりました。

ラバーの色は必ず赤と黒の組み合わせ

ラケットに貼るラバーの色は、必ず赤と黒の組み合わせにするように、1983年にルール変更されました。

これには、同年の世界選手権大会での、事件とも言われる出来事が大きく関係しています。この大会では、それまで無名だった蔡振華(サイ・シンカ)選手が優勝しました。

優勝できたのは、ルールの盲点をついて、同じ黒色で性質の異なるラバーを使用していたからです。これにより、どんな実力者もボールの回転の判断がつかず、ミスを連発して蔡選手に敗北しました。

このことがキッカケで、ラバーの色は異なる色にするルールができました。その後、ボールや台とも違う、判別しやすい色ということで、赤と黒に決められました。

このように、ラケットに貼るラバーの色は、必ず赤と黒の組み合わせにするルール改定となりました。

粒高ラバーと表ラバーの規制

1998年には、粒高ラバーと表ラバーが規制されるルール改定がなされました。

粒高ラバーは、ラバー表面の粒の高さが高いものです。表ラバーは、ラバー表面が粒々のものを指します。

これらの粒形状の比率「(粒の高さ÷直径)」が、0.9㎜以上となりました。

また2000年には、アンチ加工された粒高ラバーはITTF・JTTAでは使用が禁じられました。

アンチ加工というのは、ゴムをツルツルにして反発力と摩擦力を減らすことです。これにより、回転の変化量が爆発的に大きくなり、実力よりもラバーの性能だけで勝敗が決まることが多くありました。

高性能になり過ぎた結果、規制されたというわけです。

このように、粒高ラバーと表ラバーが規制されるルール変更がありました。

【期間限定】ラバーの特徴や選び方を知って卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球その他のルール改正・変更

その他のルール改正・変更には、次のようなものがあります。

・日本式ペンホルダーラケットについて

・補助剤や有機溶剤性接着剤の禁止

それぞれについて、解説します。

日本式ペンホルダーラケットについて

日本式ペンホルダーラケットについて、ルール改定がありました。

日本式ペンホルダーは、下図のようなラケットで、ラバーは片面だけに貼って打ちます。

前述したように、ラバーは必ず赤と黒の組み合わせにするルールが決められました。

それまでは、このラケットの裏面もラバーと同じ色で大丈夫でしたが、異なる色にしなければならなくなりました。赤色のラバーを貼ったら裏面は黒色に、もしくはその逆にします。

このように、日本式ペンホルダーラケットについても、ラバーに準じてルール変更がありました。

補助剤や有機溶剤性接着剤の禁止

2008年には、補助剤や有機溶剤性接着剤が禁止されました。

補助剤は、ラバーを貼るときに用いられるもので、ラバーの性能を引き上げる効果があります。

しかし、こうした補助剤や有機溶剤性接着剤は、人体に悪影響のあるものです。実際に事故が起こったことがキッカケとなり、禁止されました。

なので、現在は補助剤や有機溶剤性接着剤は使用できません。

以上のように、補助剤や有機溶剤性接着剤が、禁止されたルール改定がありました。

【期間限定】ルール改正の歴史からヒントを得て卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

まとめ

ここまで解説したように、卓球のルール改正・変更には様々なものがあり、今日に至ります。

色々な出来事や現象が起こった結果、ルールが改正されてきたことを知ると感慨深いですね!

これからはまた、どんな変更があるのでしょうか。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

あなたの卓球ライフを応援しています♪♪

【期間限定】ルール変更に対応して卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

関連ページ