卓球のダブルス(2対2)には、シングルス(1対1)と異なるルールがあります。
例えばシングルスでは、どこからどこにサーブを出しても構いません。
しかしダブルスでは、サーブを対角線のコースに出さなければなりません。また、サーブとレシーブの組み合わせや順番が、平等になるように決められています。
そういったダブルス特有のルールや、サーブ・レシーブの順番/ローテーションについて、詳しく解説していきます。
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もくじ
卓球ダブルスのルール、交互に打つ
卓球のダブルスは、2人1組となって試合をする形式です。
通常は同性同士でペアを組みますが、異性と組む場合は「混合ダブルス(ミックスダブルス)」といいます。
どちらの時も、ペアを組んでいる選手が1人1球ずつ、必ず交互に打つことがルールで決められています。
テニスやバドミントンのように、同じ選手が2球続けて打つと、失点になります。
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卓球ダブルスのサーブのルール
ダブルスのサーブのルールには、シングルスにないものがあります。
卓球ダブルスのルール、サーブは対角線に
ダブルスでは、サーブは対角線のコースに出すというルールがあります。
シングルスでは、どこからどこにでもサーブを出せるので、決定的な違いと言えるでしょう。
上の図のように、サーブの第1バウンドが自陣コート右側に、第2バウンドが相手コート右側になるように(台の対角線上の赤色部分)サーブを出さなければなりません。
この斜め・対角線上のコースのことを、クロスコースといいます。クロスコース内なら、どこにサーブを出しても構いません。
しかし、ここからボールが出ると失点となります。これらのルールは、セット数が変わったり、チェンジコートをしたりしても同じです。
卓球ダブルスのルール、センターライン上は有効
台の真ん中に引かれた、ネットに対して垂直な白いラインを「センターライン」といいます。
サーブの第1・第2バウンドは、このセンターラインすれすれに落ちることがあります。
その場合、ボールがセンターラインに一部でも触れていれば、サーブは有効となるルールです。
卓球ダブルスのルール、サーブがネットインの時は
サーブで打ったボールがネットに当たって、相手のコートに入ることを「ネットイン」といいます。
このケースではネットに当たったボールが、対角線上のコースに入ったらレット(やり直し)、入らなかったら失点となります。
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卓球ダブルスのルール、打つ順番やローテーション
ダブルスのサーブ・レシーブは、自分・自分のパートナー・相手ペアを含めた4人で順番に行います。
自分ペアを①②、相手ペアを⑴⑵として、説明します。
試合前に決めること
まず、じゃんけんをしてサーブ権を決めます。サーブ権とは、自分たちがサーブをする権利のことです。
サーブ権を得たペアは、どちらがサーブをするかを決めます。
①がサーブすると決定したら、相手ペアにそのことを伝えます。
相手のペアは、それを聞いた上で、どちらがレシーブをするか決めます。ここでは、⑴がレシーブをすることになったと仮定して、説明を続けます。
サーブは、一人1回につき2本ずつです。レシーブも同様に、2本ずつです。レシーブをした人が、次にサーブをします。
1セット目の順番
1セット目は、試合前に決定した通り、①のサーブ・⑴のレシーブ【※】から始まります。
レシーブをした人が、次にサーブをするので、今度は⑴がサーブをします。このときのレシーブは②です。【2段目】
同じ要領で、②がサーブ・⑵がレシーブ【3段目】、⑵がサーブ・①がレシーブ【4段目】、そして①がサーブ、⑴がレシーブ【※】に戻ります。
これらを繰り返して、試合を進めます。
2セット目の順番
2セット目は、1セット目にレシーブをした⑴がサーブをし、サーブをした①がレシーブをします。
1セット目と同じ流れで、レシーブをした人が次にサーブをします。
3セット目の順番
3セット目は、1セット目と同じく、①のサーブ・⑴のレシーブから始まります。
4セット目の順番
4セット目は、2セット目と同じく、⑴のサーブ・①のレシーブから始まります。
5セット目の順番、チェンジコートをしたら
5セット目は、1・3セット目と同じく、①のサーブ・⑴のレシーブから始まります。
5セット目(ファイナルセット)では、どちらかのペアが先に5点取ったら、チェンジコートをします。
その時、レシーブだけが交代します。
例えば
となります。
デュースになった場合、レシーブをした人が次にサーブをする順番は同じですが、サーブは1本打ったらすぐに交代となります。
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サーブの本数やサーブ・レシーブの順番を間違った場合
同じ人がサーブを連続で3本出してしまった、デュースなのに2本連続で出してしまったなど、本数を間違うことがあります。
またダブルスでは、サーブとレシーブの順番や組み合わせが複雑になり、間違えやすくなります。こうしたケースでは、場合によって対処が異なります。
ラリー中に気づいた時はノーカウント
ラリーの途中で、サーブの順番や組み合わせのミスに気づいたら、フリーハンド(ラケットを持っていない方の手)を上げて審判にその旨を伝えます。
この時、審判が判断を下すまでラリーは続けましょう。審判が認めたら、ラリーを中断します。
得点のカウントはせず、正しい順番や組み合わせでやり直します。
ラリー後に気づいた時は得点有効
ラリーの後に、サーブの順番や組み合わせのミスに気づいたら、それまでの得点はすべて有効となります。
気づいた時点から、正しい順番や組み合わせで試合再開となります。
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まとめ
これまで解説したように、卓球のダブルスのルールは以下の通りです。
・ダブルスではペアを組んでいる選手が1人1球ずつ、必ず交互に打たなければならない
・ダブルスでは、コート右側・対角線のクロスコースにサーブを出さなければならない
・サーブはシングルスと同様に2本交代で行う
・ダブルスでは、レシーブをした人が次にサーブをする
・サーブの順番や組み合わせの間違いに気づいた時、ラリー中ならやり直し、ラリー後なら得点は有効
ダブルスには、ルールの複雑さゆえの面白さもあります。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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