卓球は、今ではメジャースポーツの仲間入りを果たし、注目度も高いスポーツです。
そんな卓球の団体戦は、大会によってルールが違うことが多いです。テレビで放送されているような国際大会と、中学や高校・一般の大会では、方式や人数が異なります。
色々なルールの試合があるので、「団体戦の試合の流れがわからない」「何人まで出れるのか知りたい」と思っている人も多いです。
そこで、この記事では卓球の団体戦のルールや、試合の順番・人数について解説します。
どうぞ最後まで、お付き合いください♪
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もくじ
卓球の団体戦とは
卓球の団体戦は、シングルスとダブルスを組み合わせたものです。
シングルスは1人対1人、ダブルスは2人対2人で戦う試合形式です。基本的には、4つのシングルスと1つのダブルスの、5つの試合で構成されます。先に、3つの試合で勝利したチームが勝ちです。
大会によって、試合の構成や人数などのルールが異なります。
このように、シングルスとダブルスを組み合わせたものが、卓球の団体戦です。
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卓球団体戦のルール・試合の順番と人数
ここからは、団体戦の試合の順番と人数について、各大会ごとに解説します。
オープン大会や一般の試合
オープン大会や一般の試合でよく行われる団体戦は、4つのシングルスと1つのダブルスの、5試合で構成されます。
人数は4人、5人、6人のいずれかです。大会ルールを確認しましょう。
試合の順番は、下図のように、①シングルス②シングルス③ダブルス④シングルス⑤シングルスです。
勝敗が決まると、その時点で終了となることが多いです。例えば、ダブルスまでの3試合で3−0と決着がついたときは、第4・5試合はやりません。
この方式が、中学・高校・一般、公式・オープンどの試合においても、一番多いです。最近では最初にダブルス、その後にシングルスを4試合といった順番でやることも増えています。
人数が6人と指定されているときは、1人1回ずつ出場します。A〜Fの6人が出場すると、下図のようになります。
(S)はシングルス、(D)はダブルスを表しています。
4人や5人のときは、シングルスに出た選手が、ダブルスにも出ることができます。この場合は、上手な人が2回出場することが多いです。
A〜Dの4人、またはA〜Eの5人が出場すると、下図のようになります。
4人・5人どちらの場合も、第1・2試合のシングルスに出場した選手同士で、第3試合のダブルスを組むことはできません。
第1・2試合のシングルスに出場した選手の、どちらか一人はダブルスに出場できます。上の図の場合では、Aがこれに当たります。
以上が、オープン大会や一般の試合でよく行われる団体戦での、試合の順番と人数です。
インターハイ(全国高等学校総合体育大会)
インターハイの団体戦は、4つのシングルスと1つのダブルスの、5試合で構成されます。最低で4人、最大で6人が出場できます。
インターハイは、全国高等学校総合体育大会のことです。高校生の、夏の全国大会です。この大会の団体戦では、高校の日本一が決まります。
試合の順番は、下図のように、①シングルス②シングルス③ダブルス④シングルス⑤シングルスです。
オープン戦のときと同様に、第1・2試合のシングルスに出た選手同士で、第3試合のダブルスを組むことはできません。
第1・2試合のシングルスに出た選手のうち、どちらか一人はダブルスに出ることができます。
A 〜Dの4人の場合で説明すると、下図のように、第1試合にA・第2試合にBが出たときは、AとBでダブルスを組めません。
なので、AとBでダブルスを組む際は、例えば下記のようにします。
2回出る選手Aのシングルスは、第1・2試合どちらでもOKです。
ダブルスに出場した選手が、第4・5試合のシングルスに続けて出ることは問題ありません。なので、下図の出場パターンは可能です。
また、ダブルスのみに出場する選手がいてもいいです。ちょうど、下図のCのようにです。この場合、A〜Eの5人となります。
5人の場合は、下図のように、2回出る選手が2つのシングルスに出ることも可能です。
最大の6人では、A〜Fの全員が1回ずつ出ることになります。ちょうど、下図のようにです。
ゆえに、最低で4人、最大で6人出場することができます。
この方式では、エースを2回出場させることができます。シングルスとダブルスに、あるいは2回のシングルスに、です。
また、第3試合のダブルスの勝敗が、試合結果に大きく影響します。なぜなら、0−3で負けるか、1−2で後半戦にもつれ込むかの大きな分岐点だからです。
なので、ダブルスにもエースが出場することが多いです。
以上が、インターハイの団体戦での、試合の順番と人数です。
全中(全国中学校総合体育大会)
全中の団体戦は、4つのシングルスと1つのダブルスの、5試合で構成されます。
全中は、全国中学校総合体育大会の略で、中学生の日本一を決める大会です。
試合の順番は、下図のように、①シングルス②シングルス③ダブルス④シングルス⑤シングルスです。
前述したインターハイと同じ構成・順番ですが、人数は必ず6人必要となります。
なので、下図のように、1人1回ずつ出場することになります。
部員が6人に満たない部分は、棄権となります。一例ですが、5人の場合は下記のようになります。
以上が、全中の団体戦での、試合の順番と人数です。
世界選手権
世界選手権での団体戦は、シングルスのみの5試合で構成されます。人数は、3人です。
シングルスやダブルスは毎年開催されますが、団体戦は2年に一度です。
この大会で採用される方式は、俗に「XYZ方式」と呼ばれているものです。
チーム〇の選手がA・B・C、チーム△の選手がX・Y・Zとすると、試合の順番は下図のようになります。
この方式では、ABCとXYZの順序は決められていて、変更できません。ABCまたはXYZのどれに、誰を当てはめるかだけを考えます。
A・BとX・Yの選手は、最大2試合の出番があります。一方、CとZの選手の試合は一度だけです。一見単純に見えるこれらの対戦ですが、実は奥が深いので、よく考えて選手を決めなければなりません。
以上が、世界選手権の団体戦での、試合の順番と人数です。
オリンピック
オリンピックの団体戦では、4つのシングルスと1つのダブルスの、5試合で構成されます。人数は、世界選手権と同様に3人です。
ロンドン・リオとは違い、東京オリンピックでは初めにダブルスを行います。さらに、シングルスで2回起用される選手同士が、2番で対決することになります。
なので試合の順番は、下記のように、①ダブルス②シングルス(シングルスに2回出る選手同士)③シングルス④シングルス⑤シングルスです。
これまでのオリンピックでは、第3試合がダブルスでした。これまた選ぶ3人の選手や、相手チーム選手の配置によって、勝敗が大きく変わります。
以上が、オリンピックの団体戦での、試合の順番と人数です。
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卓球の団体戦では対戦相手を確認する
団体戦では、チーム挨拶のときに対戦相手を確認します。これは、間違った相手と試合をしないようにするためです。
試合が始まる前に、両チームの選手が台の前に一列に並び、挨拶をします。
このときに、審判もしくはどちらかのチームの代表者が、対戦順に名前を読み上げて確認します。
第1試合から「1番、〇〇対△△」「2番、…」「ダブルス、…」とコールされます。自分が出場するところが読み上げられたら、手を上げて、対戦相手に軽く一礼します。こうして、どの選手と対戦するのかを、しっかり確認しておきます。
このように、団体戦では、チーム挨拶のときに対戦相手を確認します。
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まとめ
ここまで解説したように、卓球の団体戦は、大会によって試合の順番や人数のルールが異なります。
こうした違いも、団体戦のおもしろさの1つです。しかしながら、国際大会では人数がたった3人とは、し烈な争いですね(!)
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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