卓球ネットの高さと張り方・付け方・結び方〜長さサイズも〜

 
Pocket

卓球をするときに必要なものは、ラケットにボール、そしてもちろん卓球台が必要ですね。

部活動や娯楽など多くの場合で、卓球台の準備は自分たちですることがほとんどです。

意外と手間取るネット張りも、高さや張り方に関する知識があればスムーズにできます。

この記事では、そんな卓球のネットのサイズや、付け方・結び方などについて解説します。

どうぞ最後まで、お付き合いください♪

【期間限定】卓球にまつわる様々を知ることで上達が早くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ネットのサイズ・高さ・長さ

まず、卓球のネットのサイズについて、解説します。

ネットの高さは15.25cm、長さは178cmです。こうしたサイズは、国際卓球連盟によって定められています。

ネットは卓球台の長辺を2等分するように、そして台に対して垂直に張ります。ちょうど、下図のようにです。

それから、下図のように、台から15.25cmの高さに吊るすよう決められています。

1937年以前は、今よりも2cm高い、17.25cmでした。

ネットが高いことで、低い軌道のボールを打つことや、強打をすることがむずかしかったです。その結果、ゆるいボールでの打ち合いとなり、守りに徹する選手がほとんどでした。

試合時間は長くなり、盛り上がりに欠ける傾向がありました。これを懸念してネットが低くなり、現在の15.25cmとなりました。

また、ネットの長さは178cmで、卓球台の短辺152.5cmを十分にカバーできるものになっています。

このように、卓球ネットのサイズは、高さ15.25cm・長さ178cmです。

【期間限定】知っておくと役に立つ知識を通して卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ラージボールのネットの高さは17.25cm

ラージボールのネットの高さは、17.25cmです。

「ラージボール」とは、レクリエーションを目的とした卓球で、通常よりも大きなボールを使用して行うものです。初心者や高齢者の方でも、ラリーが続けやすいようにと、日本卓球協会が考案しました。

硬式のボールは白色・大きさは40mmですが、ラージボールではオレンジ色・44mmです。そして、ラージボールのほうが軽いです。

ボールが大きいことや軽いことで、スピードが出にくく、回転もかかりにくいです。

このように、ラリーの続けやすさを意識したボールの使用に合わせて、ネットの高さも高めの17.25cmとされています。

以上のように、ラージボールでは、ネットの高さは17.25cmです。

【期間限定】卓球にまつわる様々を知ることで上達が早くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ネットの構成・網部分(ネット)とサポート部分

卓球のネットは、下図のように「網部分(ネット)」と「サポート部分」の2つで構成されています。

サポートとは、ネットを支える支柱のことです。「ネットサポート」とも呼ばれます。これを台に取り付けて、ネットを張ります。

サポートには、高さを変えられる、ラージボール兼用のものも販売されています。ネットを交換するだけで使い分けができて、便利です。

このように、卓球のネットは、網部分とサポート部分の2つから成ります。

【期間限定】知っておくと役に立つ知識を通して卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ネットサポートの種類と付け方

卓球のネットサポートには、以下の3種類があります。

・バネ式ワンタッチタイプ

・ネジ固定式

・置き型タイプ

それぞれどういったものなのかや、付け方について解説します。

バネ式ワンタッチタイプ

バネ式ワンタッチタイプは、下の写真のように、大きなクリップのような形をしているサポートです。

シンプルな付け方で、一番主流のものです。卓球台に挟むだけで、簡単に固定できます。しっかり奥まで差し込みましょう。

ただし、天板の厚さによっては、取り付けられない場合もあります。また、取り付ける際は、クリップ部分を開くのに力が必要です。お子さんや高齢者の方が扱うときは、注意してください。

以上が、バネ式ワンタッチタイプと、その付け方です。

ネジ固定式

ネジ固定式は、下の写真のように、ネジがついたサポートです。

下部のネジを回して、台に固定する付け方です。

卓球台の天板の厚さは、メーカーによって異なります。でもこのサポートなら、厚さに合わせて調整できるので、ほとんどの卓球台で使用できます。

調整できる幅は、バネ式ワンタッチタイプよりも広いです。

以上が、ネジ固定式と、その付け方です。

置き型タイプ

置き型タイプは、下の写真のようなものです。

付け方は、置くだけです。

非常にお手軽ですが、台にしっかり固定できません。なので、競技や本格的なプレーには不向きです。レジャーや家庭内での、娯楽目的の場合に使用しましょう。

以上が、置き型タイプと、その付け方です。

【期間限定】卓球にまつわる様々を知ることで上達が早くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ネットの種類と張り方・結び方

試合や大会のときは、きちんとネットが張られた卓球台でプレーします。なので、普段からピンと張ったネットで練習をしておかないと、感覚が合わなくなりミスが増えます。

試合で実力を発揮するためにも、ネットを張ることはとても重要なことです。

卓球のネットには、以下の3種類があります。

・紐式ネット

・マジックテープ式ネット

・差込式ネット

それぞれどういったものなのかや、張り方・結び方について解説します。

紐式ネットの張り方・結び方

紐式ネットとは、下の写真のように、ネットの上部と下部に紐がついたものです。

このネットは価格が手頃で、一番多く見られる種類です。また、紐部分だけ交換することが可能なので、長く使用することができます。

緩まないように張ることがむずかしいですが、慣れれば問題なくできます。

このネットは、2人で協力して張ります。

ネットの上部の白帯の中には、1本の長い紐が通されています。これを、2人で同時に、サポートの支柱部分に渡して固定します。ちょうど、下図のようにです。

ネットサポートの下部分に、紐を引っ掛ける箇所があるので、そこに止めましょう。

紐をお互いに引っ張りながら、たるまないようピンと張ります。このとき、ネットがねじれていないかも、確認してください。

長い紐がしっかり固定できたら、下図のように、上部の紐を結びます。

1回結んだ結んだ後に、リボン結びをします。強く結び過ぎてネットが偏ったり、伸びたりしないように、互いに加減を調整しましょう。

上部の紐と同様に、下部の紐を結んで完成です。

1人での張り方は、次のようにします。

まず、白帯から出ている長い紐を、片方のサポートに軽く固定します。同様に、もう片方のサポートにも固定します。

はじめに固定した方の紐を、サポートから外し、固定し直します。ここで、ネットがたるんでいないか、捻れていないかチェックしてください。

上部の紐、下部の紐の順に結び、反対側も同様にします。

どちらの場合も、ネットの張りが弱いときに、サポートの位置をずらして調整することもあります。しかし、これをやり過ぎるとサポートが外れてしまうことがあるので、注意しましょう。

以上が、紐式ネットとその張り方・結び方です。

マジックテープ式ネットの張り方・結び方

マジックテープ式ネットとは、下の写真のように、マジックテープがついたものです。

このタイプでは、紐式の上・下部の紐が、マジックテープになっています。これにより、紐式よりも簡単に取り付けることができます。

しかし、マジックテープが劣化すると、ネットが痛んでいなくても使用できなくなってしまいます。また、マジックテープがネットについて、ネットの表面がモケモケになってしまうこともあります。

そういった理由からか、最近はあまり見かけないです。

張り方は、紐式と同様にまず、白帯から出ている長い紐をサポートに固定します。上部、下部の順にマジックテープを止めて、完成です。

以上が、マジックテープ式ネットとその張り方です。

差込式ネットの張り方・結び方

差込式ネットとは、下の写真のように、ネットの両端にボールチェーンがついたものです。

また、次の写真の赤丸で囲ったところのように、筒状の差し込み部分がついたものもあります。

前者では、ボールチェーンをサポートの空洞に差し込むだけで、たるみなくネットを張ることができます。張り方が簡単で、丈夫な作りのため、現在最も人気があります。

後者も同様に、筒状の差し込み口をサポートに通すだけで、ネットを張れます。

ただし、どちらの場合も、ネットとサポートが同じメーカーのものでなければなりません。差込口が合わなくなるので、ネットを買い替えるときには注意が必要です。

以上が、差込式ネットとその張り方です。

【期間限定】知っておくと役に立つ知識を通して卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

卓球ネットの高さをチェックする方法

ネットの高さをチェックする方法について、紹介します。

下の写真のような、専用のスケールを用いると、ネットの高さが素早くチェックできます。

しかし、これは大きな会場では用意されていても、普段使用する練習場や体育館にはないことも多いです。

そこで、ラケットを使います。ラケットのブレード(打球面)部分が、ネットとちょうど同じような長さなので、これを利用します。

次の写真のように、ラケットをネットに当てて高さをチェックします。

ネットがグリップ部分にかかっていたら高い、ラバーの境界線より下だと低いことがわかります。簡易的な方法ですが、高さの目安になります。

このように、ネットの高さをチェックする方法があります。

【期間限定】卓球にまつわる様々を知ることで上達が早くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

まとめ

ここまで、卓球のネットのサイズや付け方・結び方などについて、解説しました。

ネットの張り方やサポートの種類を知っておくと、準備のときに役立ちます。正しくネットを張って、卓球を楽しみましょう!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

あなたの卓球ライフを応援しています♪♪

【期間限定】知っておくと役に立つ知識を通して卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る

関連ページ