卓球のサーブにおいて、「回転がかからない」と悩んでいる人は多いです。
回転量が少ないと、相手に強打されてしまい、その後のラリーで優位に立てませんね。
まずは、基本となる下回転サーブで練習をしましょう。
この記事では、回転がかからない理由と合わせて、回転をかけるコツを説明します。
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回転をかける感覚を身につける
はじめに、回転をかける感覚をしっかり身につけましょう。
バックスピンをかける練習
回転がかからないのは、ボールを弾いてしまっているからです。なので、サーブ練習の前に、バックスピンをかけるだけの練習をします。
下図のように、サーブの構えをして、ラケットのフォア面を後ろに向けます。そしてボールをトスし、下から上にすくいあげるように、思い切り打ちます。
このとき、ラバー表面にボールが「クっと食い込む」のを体感します。
十分なバックスピンがかかっていれば、床に落ちたボールが自分のほうに戻ってきます。
この感覚は最も重要なので、しっかりと覚えましょう。
卓球台の上でバックスピンをかける練習
前述したバックスピンをかける練習を、次は卓球台を使ってやります。
同じスイングで、バウンドが台上に来るように、前方に打ちます。そして、フォア面を後方に向けた状態から、徐々に水平にしていきましょう。
このときも、ボールをすくいあげるように打つのがコツです。
最終的に、自陣コートに1バウンド・相手コートに1バウンドするように調整します。
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サーブの回転がかからない状況を変える13のコツ
次は、サーブで回転がかからない状況を脱するコツを紹介していきます。
ラケットの持ち方を変える
サーブをするときは、ラケットの持ち方を変えましょう。手首の可動域を増やして、回転をかけやすくするためです。
写真のように、人差し指と親指でラケットの面を挟むように持ちます。
中指、薬指、小指はグリップ(柄)から外し、軽く握ります。
このように、手首が使えるように握り方を変えることで、回転がかからない状況を脱せます。
左足を前に出す
回転のかからないサーブを脱するには、左足を前に出して構えます。つまり、卓球台に対して正面ではなく、横を向いた状態です。
これは、インパクト(ボールを打つ)時に体が開かないようにするためです。
体が開いた状態、つまり右足が前に出ていたり、両足がそろっていたりするとボールに十分な力が加わりません。ゆえに、回転がかからないのです。
下回転サーブを出す時は、左足を前に出しましょう。
打ちやすい位置にトスを上げる
サーブのトスは、胸の前・15cmほどの、打ちやすい位置に上げましょう。トスの位置が悪いと、どんなサーブも打ちにくく、回転がかからない状態になりやすいです。
コツは、手だけで上げるのではなく、膝を曲げて伸ばすタイミングで上げることです。
繰り返し練習して、トスは確実にしておきます。
ボールの斜め下をこする
ボールの真下ではなく、斜め下をこすりましょう。下図のように、目安は45°の角度です。
確かに、ラケットを水平にして、真下をこすった方が回転量は多くなります。しかし、打球のタイミングが短くなるので、空振りしやすいです。よって、初心者には難しいです。
まずはボールの斜め下をこすって、確実に回転がかからない状態を脱するようにしましょう。
ラケットの左側に当て、面上でボールを転がす
ボールをラケットの左側に当て、面上で転がすように打ちます。ボールがラバーと接触している時間・距離を長くすることで、回転量がかからない状況を脱せます。
ゆえに下図のように、ラケット面の左下に当て、斜めにボールを通します。
下回転をかけるには、ボールをラケットの左側に当てて、転がすイメージで打ちましょう。
打つ瞬間にラケットを立てない・押すように打たない
打つ瞬間にラケットを立てないことで、回転のかからない状況を脱せます。
空振りを恐れて、ラケットを立ててしまう人は多いです。これだと、ボールを面で押し出す形になり、回転がかからないです。
回転をかけるには、ボールを「押すように」ではなく「こすって」打ちます。
大きな打球音がしなくなったら、回転がかかっている証拠です。「シュっ」というすれる音がすれば、回転がかかっています。反対に、「カコッ」という乾いた音がすれば、回転がかからない状態です。
このように、ラケットは立てずに、ボールをこすって打つことで、回転のかからない状況を脱せます。
薄くこする
サーブの回転量を増やすために、「薄く」こすって打ちます。
インパクトの瞬間、ラケットの角度を水平にするほど薄く当たり、強い回転がかかります。逆に、垂直にする(立てる)ほど、回転はかからないです。
回転量を増やしたい場合は、ラケットの角度を水平にし、ボールを「薄く」こすりましょう。
ボールを打つ瞬間、指に力を入れる
ボールを打つ瞬間、親指・人差し指・中指でラケットを強く握るように、力を入れましょう。
こうすることで、ボールとラバーがこすれやすくなり、回転がかかります。
全身の力を抜いて、トス・テイクバック(サーブの前にラケットを引くこと)・スイングをします。そして打つ瞬間にだけ、強く力を入れます。
この力の差が大きいほど、より回転がかかります。
スイングスピードを上げる
スイングスピードを上げることでも、回転がかからない状況を脱することができます。
スイングが遅いと、回転がかからないです。また、スイングが硬い場合は、無駄な力が働いている証拠です。
速く滑らかにできるよう、反復練習をしましょう。
手首のスナップを使って回転量を増やす
手首のスナップを使うことでも、回転がかからない状況を脱することができます。普段からストレッチをして、手首をやわらかくしておくと、手首の可動域が大きくなります。
肘を起点にしならせて打つ
肘を起点にして、腕をしならせて打ちましょう。この「しなり」によって、回転がかからない状況を脱せます。
紐を巻いたコマを投げる動作のように、肘・手首・指の順に動かして、スイングします。
肘から先をしならせて打つことで、より強い回転がかかります。
体重移動・全身を使ってサーブを出す
体重移動をして、全身の力を使ってサーブを出してください。これによっても、回転のかからない状況を脱することができます。
手の力だけでは、大きな力が生み出せず、強烈な下回転がかからないです。
腰を軽くまわし、腕をしならせ、手首を使い、親指に力を入れます。そして打つ瞬間、左足に体重移動をして、すべての力をボールにぶつけます。
このように、全身を使って打つことで、回転量を増やせます。
スピン性能の高いラバーを使う
基本的に、表ラバーより裏ラバーの方が回転がかかりやすいです。よって、そちらを使うようにしてください。
また、摩耗したラバーを使っている場合も、回転がかからないです。表面が白く濁っていたり、内部のつぶつぶが透けたりしているなら、磨耗していると言えます。
スピン性能の高いものに変更し、新しいラバーに張り替えてみてください。
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まとめ
ここまで説明したように、卓球のサーブで回転がかからない理由は様々あります。
サーブは、相手の優位に立てる「1球目攻撃」、そして唯一ひとりで練習できる技術です。繰り返し練習して、最強の武器にしてくださいね!
最後までお読み下さり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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