卓球に欠かせない技術と言えば、ドライブです。
豪快なスイングで、得点力があります。ドライブを打ち合う「引き合い」は、テレビなどで見ていても盛り上がりますね。
ですが、実際にやってみると「具体的な仕方がわからない」「回転がかからない」と悩む方も多いです。
今回は、そんなフォアハンドドライブとはどういったものなのか、打ち方・やり方・仕方やコツを解説します。
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もくじ
卓球のドライブ(=フォアハンドドライブ)とは
フォアハンドドライブとは、フォアハンドで打つドライブのことです。「ドライブ」は、ボールに上回転をかけて返球する打ち方です。
フォアハンドドライブは単に「ドライブ」と呼ばれることが多く、主に下回転やバウンドの低いボールに対して使用されます。使用頻度の高い攻撃的な技術で、3球目攻撃やラリーで使われます。
下図のように、弧を描く軌道をとるので、相手コートに入りやすいです。
ドライブには、パワードライブ、ループドライブ、シュートドライブなど、様々な種類があります。
逆に、バックハンドで打つドライブは「バックハンドドライブ」もしくは「バックドライブ」と呼ばれ、区別されています。
このように、フォアハンドドライブとは、フォアハンドで打つドライブのことです。単に「ドライブ」とも言い、上回転をかけて返球する打ち方です。
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卓球フォアハンドドライブの打ち方・やり方とコツ
フォアハンドドライブの打ち方・やり方、コツは以下の通りです。
・打点は頂点〜頂点直後
・「ため」てから、スイング
・ラケットの角度は45°で、ボールの右斜め上をこする
・下半身の力を伝える
・前方向へ振ることを意識する
・無駄な力を入れない
それぞれについて、解説します。
ドライブの打点は頂点〜頂点直後
フォアアンドドライブの打点は、頂点もしくは頂点直後にするのがコツです。
この理由は、頂点では威力のあるボールを打つことができ、頂点直後では回転をかけやすいからです。
頂点前を打つのは、相手ボールの軌道や威力に加えて、打つときのラケットの角度やスイングの方向の見極めなど、判断力が必要になるので上級者向けです。
反対に、あまり遅くしすぎると威力がなくなるので注意しましょう。これは、相手ボールの回転やスピードを活かすことができないからです。
また、打点が遅くなることで、相手に時間的余裕を与えてしまうことにもなります。
このように、頂点もしくは頂点直後を打つことが、フォアアンドドライブの打ち方のコツです。
ドライブは「ため」てから、スイング
フォアハンドドライブのコツは、「ため」を作ってから、スイングすることです。これにより、ボールにより大きな力を加えられます。
バックスイングで、ラケットを斜め下に引きます。
このときに、右股関節に体重を乗せて、下半身で踏ん張ります。
この状態を「ため」と言います。打つ前に一度、沈み込むようなイメージで、軽く膝を曲げるといいです。
そして、打つのと同時に、一気に左足へ体重移動させます。こうすることで、全身を使って打つことができ、ボールに大きな力を伝えられます。
このように、「ため」を作ってからスイングすることも、フォアハンドドライブのやり方のコツです。
ラケットの角度は45°で、ボールの右斜め上をこする
フォアハンドドライブのラケットの角度は、下図のように、45°にするのがコツです。
こうして、ボールの右斜め上をこするように打ちます。これができるようになるには、反復練習が必要です。多球練習で、しっかり取り組みましょう。
そして、打つときの角度は45°を基本に、相手ボールに合わせて適宜調整します。
オーバーミスをしてしまう場合は、下図のように、ラケット面を45°よりも被せるようにします。
反対に、ネットミスをしてしまう場合は、面を45°よりも立てましょう。
また、その日の自身の調子に合わせる能力も必要です。
「いつもならこの角度で入る」という感覚通りにドライブを打っても、ミスをすることがあります。これは、無意識に動きが変わってしまっているからです。
こんなときは固執せずに、素早く角度やスイング方向を変えて、まずは確実に返球しましょう。そこから、徐々に威力やスピードを出すといいです。
このように、ラケットの角度は45°で、ボールの右斜め上をこするのが、フォアハンドドライブの打ち方のコツです。
ドライブでは下半身の力を伝える
フォアハンドドライブでは、威力を増やすために、下半身の力を伝えることがコツです。なぜなら、上半身だけで打つと、力のないボールになるからです。
バックスイングで作った「ため」を、ボールにぶつけるように打ちます。このとき、右足で床を蹴りながら腰を回転させ、左足を前に踏み込んで打ちます。
また、「踏み込み」だけでなく「体のねじり・しなり」でも力を伝えましょう。
上半身をまわすように打ち、腰・肩・肘・腕・手首・指の順に動かして体をしならせます。こうすることで、下半身の力を、スイングスピードに転換できます。
このように、下半身の力を伝えることが、フォアハンドドライブのやり方のコツです。
ドライブは前方向へ振ることを意識する
フォアハンドドライブのコツは、前方向へのスイングを意識することです。なぜなら、ドライブは上回転(前進回転)をかけて、「攻撃的に」打つ技術だからです。
打ち終わりのラケットの位置が、おでこもしくは左耳のあたりになるように、スイングします。こうすることで、回転とスピードのバランスがよくなります。
ドライブのスイングは、前方向へ振るよりも、下から上へ振るほうが簡単です。
なので、ループドライブは後から習得しても問題ありません。「ループドライブ」は、ボールを下から上方向にこすり上げて打つドライブのことです。回転量が多く、ボールは山なりの軌道をとります。
このループドライブではないので、ボールを「こする」イメージに、とらわれすぎないようにしましょう。
このように、「攻める気持ち」で前方向へ振るのが、フォアハンドドライブの打ち方のコツです。
打つ瞬間以外、無駄な力を入れない
フォアハンドドライブでは、打つ瞬間以外、無駄な力を入れないことがコツです。これにより、動きやスイングが遅くなることや、打つタイミングがズレることを防げます。
打つ瞬間とそれ以外の差が大きいほど、ボールに強く回転がかかります。この結果、威力のあるドライブになります。
この差を大きくするには、ラケットを握る指の力が特に大切です。
打つまでは、ラケットが抜けない最低限の力で握っておきます。そして、打つ瞬間に指に「クっ」と力を入れ、グリップ(ラケットの柄)を握ります。
こうすることで、回転量を増やせます。
5本のうち、どの指に力を入れるのがベストなのかは、人によるので色々と試してみてください。代表的なパターンは、「親指・人差し指」もしくは「中指・薬指・小指」です。私は、親指と中指に力を入れています。
逆に、強いボールを打とうとして力んでしまうと、こうしたメリハリをつけることができなくなります。
このように、無駄な力を入れないことが、フォアハンドドライブのやり方のコツです。
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まとめ
ここまで解説したように、フォアハンドドライブとは、フォアハンドで打つドライブのことです。
その打ち方・やり方・仕方とコツは、以下の通りです。
・打点は頂点〜頂点直後
・「ため」てから、スイング
・ラケットの角度は45°で、ボールの右斜め上をこする
・下半身の力を伝える
・前方向へ振ることを意識する
・打つ瞬間以外、無駄な力を入れない
ドライブは、攻撃の要となる重要な技術です。これができれば、3球目攻撃はもちろん、ラリーで先手を取ってガンガン攻めることができます。
今後のレベルアップにも欠かせませんので、ぜひマスターしてくださいね!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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