卓球において、ドライブは攻撃の要となる技術です。これには、色々なテクニックがあります。
その１つに、「カーブドライブ」があります。ボールの軌道を大きく曲げることができ、様々な局面で効果的です。
今回は、そんなカーブドライブの打ち方や曲げるコツ、有効な場面について解説します。
→【期間限定】カーブドライブをマスターして卓球が上達する方法をすべて解説した全１５話・４時間３７分の無料動画レッスンを受け取る
もくじ
卓球のカーブドライブとは
カーブドライブとは、下図のようにバウンドしてから左方向に曲がるドライブのことです。ドライブの応用技術で、左横回転を加えたものです。
ボールを大きく曲げることで、相手に打つタイミングをとりにくくさせる効果があります。
ただ、横回転を加えることで、通常のドライブよりもスピードは少し落ちます。相手が構えているコースに打ってしまうと、カウンターされるリスクがあります。
なので、相手がバック側に寄っているときに、フォアにこれを打つと良いです。
または、バウンドして曲がった先が、相手のミドルになるように打つと良いです。そうすると、次で相手のフォアもしくはバックに攻める戦術が取れます。
このように、カーブドライブとは、ドライブに左横回転を加えたものです。バウンドしてから、左に曲がる軌道をとります。
→【期間限定】カーブドライブを習得して卓球が上手くなる方法をすべて解説した全１５話・４時間３７分の無料動画レッスンを受け取る
卓球カーブドライブの打ち方と３つのコツ
カーブドライブの打ち方には、３つのコツがあります。それぞれ、打ち方とともに解説します。
打点は頂点からボール２つ分遅め
まずは、カーブドライブの打点を説明します。
これは、頂点からボール２つ分くらい下がったところにするのがコツです。
打点が高いと、横回転があまりかかりません。逆に、打つのを遅くするほど、強烈な横回転をかけて、ボールを曲げられます。なので、十分に引き付けて、下がってきたところを打ちましょう。
このように、カーブドライブは、頂点からボール２つ分くらい下がったところを打つのがコツです。
ボールの右を捉えて左横回転をかける
次に、カーブドライブでは、ボールの右側を捉えて打ちます。
ここをしっかりこすって打つことで、横回転がかかります。
右ではなく、ボールの後ろを捉えてしまうと、横回転にならないので注意してください。
このように、カーブドライブの打ち方のコツは、ボールの右側をしっかりこすって打つことです。
手首を内側に曲げて、巻き込むようにスイング
カーブドライブは、手首を内側に曲げて固定し、巻き込むようにスイングします。
ここが、基本のドライブとは大きく違う点です。基本のドライブでは、手首は曲げずに、上前方向にまっすぐスイングをします。カーブドライブでは、強烈な横回転をかけるために、これとは異なる打ち方をします。
しっかりと曲がるボールにするには、ラケットのフォア面が自分の右脇腹のほうを向くように、手首を内側に曲げます。そして、曲げた手首は固定したまま、スイングします。
振りはじめは、ラケットの先端が下方向に向いている状態です。ボウリングの玉を投げるように、下から上方向に、体に巻きつけるようにスイングしてください。
打ち終わりは、ラケットが左耳あたりにくるようにします。
以上のように、手首を内側に曲げて巻き込むようにスイングするのが、カーブドライブの打ち方のコツです。
→【期間限定】カーブドライブの打ち方とコツを押さえて卓球が上達する方法をすべて解説した全１５話・４時間３７分の無料動画レッスンを受け取る
卓球カーブドライブが効果的な場面
カーブドライブは、むやみやたらに使うのではなく、場面を選んで使うほうが効果的です。
どんなときが効果的なのか、いくつか例をあげてみます。
フォア側に大きく振られたとき・時間を稼ぎたいとき
カーブドライブは、フォア側に大きく振られたときや、時間を稼ぎたいときに効果的です。
大きく振られて動作が遅れると、打点も遅れるので、カーブドライブがしやすいです。また、体勢を立て直す時間も作れます。
打点が遅れてしまったときは、スピードの速いボールを打つのはむずかしいです。こうしたピンチのときに、カーブドライブの曲がるボール・回転量で、威力を出しましょう。
これは、ラリーで粘るときにも使えて、不利な状況を挽回できる可能性が生まれます。
このように、フォア側に大きく振られたときや時間を稼ぎたいときにも、カーブドライブは有効です。
回り込んでストレートに打つとき
バックに来たボールを回り込んで、ストレートに打つときに、カーブドライブは効果的です。ちょうど、下図のようにです。
なぜなら、ストレートに打てば、ボールは台の外側方向に曲がるからです。これにより、相手を大きく動かして、揺さぶることができます。
このとき、あまり高さのあるボールにすると、相手に強打される可能性があります。なので、気をつけましょう。サーブやラリーで相手をバック側に寄せてから、使うのがおすすめです。
このように、カーブドライブは、回り込んでストレートに打つときにも有効です。
ドライブの引き合いになったとき
カーブドライブは、ドライブの引き合いになったときに効果的です。引き合いとは、台から距離をとって打ち合うことです。
このケースでは、タイミングを狂わせたり、相手を左に大きく動かしたりできます。
引き合いになると、ある程度台から離れた状態で打ち合うことになります。前後に加えて、左右にも相手を動かして、チャンスを伺います。このとき、カーブドライブを使って相手をフォア側に動かすと、空いたバックが狙えるのです。
このように、ドライブの引き合いになったときも、カーブドライブは有効です。
相手のドライブをカウンターするとき
相手のドライブをカウンターする（強打で打ち返す）ときにも、カーブドライブは効果的です。ちょうど、下図のようにです。
これは、上級者向けの技術です。なぜなら、カーブドライブに加えて、カウンターをできることが必須になるからです。
ドライブをすると、相手は体勢を戻すのに時間がかかります。ここに、大きく曲がるカーブドライブを打つことで、相手を追い詰めることが可能です。打つタイミングの早いカウンターで、さらに横回転のかかったボールにすると、威力がグッと増します。
このように、カーブドライブは、相手のドライブをカウンターするときにも有効です。
→【期間限定】カーブドライブを駆使して卓球が上達する方法をすべて解説した全１５話・４時間３７分の無料動画レッスンを受け取る
まとめ
今回は、卓球のカーブドライブについて、解説しました。
これは、通常のドライブの応用技術で、バウンドしてから左方向に曲がるものです。
強烈な横回転のかかったこのボールは、大きな武器になります。そして、時にはピンチも凌げる頼もしい技術です。
カーブドライブができると、安心してラリー展開の幅を広げられますよ！
最後までお読み下さり、ありがとうございました！！
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
→【期間限定】カーブドライブをマスターして卓球が上手くなる方法をすべて解説した全１５話・４時間３７分の無料動画レッスンを受け取る
