卓球のラケットは、オーソドックスなものから最新技術を用いたものまで、様々販売されています。
グリップ(柄)やブレード(打球面)の形状から性能に至るまで、バリエーションはかなり豊富です。
それでも、自分にピッタリのもの出会うのはなかなかむずかしく、「ラケットを改造したい」と思う人が多いです。しかし、どこまでの加工がOKなのか、気になるところですね。
今回の記事では、そんな卓球のラケットの加工・改造のルールや、注意点などについて解説します。
どうぞ最後まで、お付き合いください♪
→【期間限定】道具のアレンジの仕方を知って卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る
卓球ラケット・規定内であれば加工や改造はOK
下記の規定内であれば、ラケットの改造や加工はOKです。
・J.T.T.A.A.刻印とメーカー名の表示が必須
・ラケットの素材は85%以上が天然木
・ラケットに貼っているラバーの色は、赤と黒
・ラバーはラケットに対して適切に貼る
・ラバーがはがれているのはダメ
・ラバーの厚さは、接着層を含めて4.0mmまで
・ラバーの表面は平坦に
・ラバー表面の光沢は基準以内
・補助剤や有機溶剤性接着剤は禁止
ラケットのルール規定は、こちら↓の記事で詳しく解説しています。
特に、グリップは加工をしている人が多いです。
太さや形がしっくりこないことが理由で、グリップテープを巻いたり、グリップを削ったりします。グリップテープは、グリップを太くするテープのことです。巻く量で太さを調整できるので、お手軽な改造です。
ペンホルダーの人は、必ずと言っていいほど、グリップを削ります。これは握り方の特性上、指に強く当たって痛い部分があるからです。この程度の加工なら、問題ありません。
ギラギラしたグリップテープの使用や、過度にグリップテープを巻くことで、素材の85%以上が天然木でなくなるのはダメです。
また、シェークハンドのラケットを、中国式ペンホルダーに改造した人もいます。グリップを一旦バラバラにし、それぞれの長さを2cm削りました。それら短くしたものを再度貼り合わせて、自分だけのラケットに仕上げました。
JTTAA刻印やメーカー名はそのままのため、全く問題なかったとのことです。
以上のように、ラケットの改造や加工をしていもいいです。ただし、規定内の改造や加工に限ります。
→【期間限定】自分に合わせた道具のアレンジで卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る
卓球ラケット・グリップテープを使用するときの注意点
ラケットの改造・加工で、グリップテープを使用するときは注意点があります。
それは、グリップテープで「J.T.T.A.A.刻印」と「メーカー名」が、隠れないようにすることです。
上の写真の、赤色で四角く囲われた部分が、J.T.T.A.A.刻印です。また、青色で丸く囲われた部分の「Butterfly」が、メーカー名です。
公式試合では審判から、これら2つの提示を求められることがあります。その際にテープで隠れていると、一旦ほどかなければいけません。そして、巻き直すことで太さが微妙に変わったり、感触が違ったりすることもあります。
これを避けたい方は、刻印とメーカー名が見えるように、グリップテープを巻きましょう。それが無理な場合は、コルクシートを使って加工するのもアリです。
コルクシートは、ホームセンターや100円ショップで販売されています。1〜2mmくらいの、薄めのものがおすすめです。ハサミで切って使えるので、部分的な加工にも向いています。
コルクシートをグリップに貼り付け、グリップとの境目が滑らかになるように、カッターややすりを用いて削ります。少し手間のかかる加工ですが、試合の度にグリップテープを巻き直さなくて済みます。
コルクシートを使った改造・加工は、こちら↓の記事でも解説しています。
このように、グリップテープを使用するときには、注意が必要です。
→【期間限定】道具のアレンジの仕方を知って卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る
卓球ラケット・自作のものでも審判が許可すればOK
改造・加工のレベルを越えた、自作のラケットでも審判が許可すればOKです。
ちなみに、ラケットの大きさについての規定はないので、どんな巨大なものでも小さなものでも大丈夫です。
しかし、自作の場合は「J.T.T.A.A.刻印とメーカー名の表示が必要」という規定がクリアできません。
なので、試合前は必ず大会審判長に申し出て、チェックを受けます。ここでOKが出れば、自作ラケットでの出場が可能となります。
でも、実際にこれを試合で使用している人を、見たことがありません。あくまで可能性があるだけで、現実的ではないです。
市販の認可ラケットを使うほうが無難で、性能もきっといいはずです。
このように、自作のラケットでも審判が許可すれば、試合で使用することができます。
→【期間限定】ラケットを使いやすく加工して卓球が上達する方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る
まとめ
この記事では、卓球のラケットの、加工・改造のルールや注意点などについて解説しました。
卓球のラケットの改造は、規定内であればOKです。自分に合うように加工して、お気に入りのラケットにしましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
→【期間限定】自分に合わせた道具のアレンジで卓球が上手くなる方法をすべて解説した全15話・4時間37分の無料動画レッスンを受け取る