卓球で一番最初にすることは、ラケットを持つことです。
どんな持ち方をすればいいのか、はたまた持ち方にルールはあるのか、迷ったり気になったりする人は多いです。
また、持ち方によって上達具合が変わってきたり、自身の特性を活かしたり活かしきれなかったりもします。正しく理解して、スムーズなスタートを切りましょう。
この記事では、卓球のラケットの持ち方やルールについて、解説します。
どうぞ最後まで、お付き合いください♪
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もくじ
卓球ラケットの持ち方にルールはない
卓球のラケットの持ち方に、ルールはありません。なので、どんな持ち方をしてもOKです。
例えば、シェークハンドのラケットで、ぺンホルダーの持ち方をするのもアリです。
しかし、最初からあまりに特殊な持ち方をすると、技術の上達を妨げてしまうことがあります。ゆえに、まずは基本を押さえた持ち方から始めて、徐々にアレンジしていくことをおすすめします。
このように、卓球のラケットには、持ち方のルールはありません。
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卓球各ラケットのメリット・デメリット
卓球のラケットには、大きく分けてシェークハンドとペンホルダーの2つがあり、持ち方が異なります。
ペンホルダーには、さらに日本式ペンホルダーと、中国式ペンホルダーの2つがあります。
それぞれについて、メリットとデメリットを解説します。
シェークハンド
シェークハンドは、下図のようなラケットです。
現在の主流で、プロ選手の約8割がこのラケットを使用しています。フォアとバックの両面に、ラバーを貼ります。
メリットはバックハンドが打ちやすく、スイングが安定することです。デメリットは、台上の短いボールを打つときなど、小技がやりにくいことです。
以上が、シェークハンドのメリット・デメリットです。
ペンホルダー
ペンホルダーラケットとは、下図のようなラケットです。
20年ほど前のアジアでは圧倒的な人気で、活躍する中国人選手のほとんどが、これを使用していました。
メリットは、フォアハンドが打ちやすいことです。また、手首の可動域が広いことで、繊細なボールタッチやプレーができます。デメリットは、バックハンドで強打をしにくいことです。
さらに、ペンホルダーには、日本式と中国式があります。
ここからは、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
日本式ペンホルダー
日本式ペンホルダーは、ラケットの片面だけにラバーを貼って使うものです。ちょうど、下図のようにです。
このラケットのメリットは、軽いことです。また、グリップが突起状になっているので、安定して持てることも利点です。
デメリットは、バックハンドでの強打がむずかしいことです。
以上が、日本式ペンホルダーのメリット・デメリットです。
中国式ペンホルダー
一方中国式ペンホルダーは、下図のようなラケットで、ラバーを両面に貼って使用することも可能です。
中国式では、グリップの突起がないので、色々な持ち方ができることがメリットです。また、ラバーを両面に貼って使用する場合は、シェークハンドのようにバックハンドを打つことができます。
しかし、ラバーを2枚貼ると、ラケットが重くなることがデメリットです。ラケットが重いとスイングスピードが遅くなり、ボールに威力が出ません。
なので、はじめは片面だけにラバーを貼る人も多いです。
以上が中国式ペンホルダーのメリット・デメリットです。
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卓球各ラケットの基本の持ち方
シェークハンドラケットとペンホルダーラケットの、基本の持ち方について解説します。
シェークハンドの持ち方
シェークハンド(shake hands)は、英語で「握手をする」という意味です。
まずその名前の通り、握手をするような手の形を作ります。ちょうど、下の写真のようにです。
手でピストルを作るような感じでもあります。
下の写真のように、この手の形の中に、ラケットをおさめるイメージです。
ラケットの角度は、下の写真のように、手首・腕と平行になるようにまっすぐ持ちます。
次の写真のように、ラケットの面が内側に向いたり、外側に反れたりしないように気をつけてください。
人差し指の位置は、ラケットの縁に沿うように置きます。ちょうど、下の写真のようにです。
上の写真のように、1cmほどならラケットの内側でも大丈夫です。無理なく自然におさまる位置を探します。
次の写真のように、人差し指を立てたり、ラケットの厚み部分に引っ掛けたりしないでください。
親指の位置は、下の写真のように柄の中央先端に添えるように置きます。
次の写真のように、親指はきつく曲げたり、反対に伸ばしたりしないでください。
また、極端に浅すぎたり、深く握ったりしないよう注意しましょう。
そして、握る力は非常に重要です。ラケットを引っ張られたら、手からすぐ抜けてしまうくらいの弱い力で、軽く握ります。
テニスラケットのように、5本指でがっちりグリップを握るのはNGです。これでは細かい動きができず、コントロールがむずかしくなります。
以上が、シェークハンドの基本的な持ち方です。
ペンホルダーの持ち方
ペンホルダーには、日本式と中国式の2つがあります。それぞれの基本の持ち方を、解説します。
日本式ペンホルダー
日本式ペンホルダーは、下の写真のように、鉛筆を持つような手の形で握ります。
人差し指と、親指で突起状になったグリップを軽くつかみます。このとき、人差し指と親指はくっつかないようにします。また、どちらの指にも均等に力を加えます。
残りの3本の指は、揃えて背面に添えて支えます。ちょうど、次の写真のようにです。
小指はラケットではなく、薬指にくっつけておきます。そして、指の腹に軽く力を入れて持ちましょう。
下の写真のように、3本の指が伸びた状態で、ラケットにくっつけるのはNGです。
これでは、バックハンドが打てなくなります。
以上が、日本式ペンホルダーの基本の持ち方です。
中国式ペンホルダー
中国式ペンホルダーでは、人差し指をひっかける部分がないので、「鷲掴み」するように持ちます。
日本式と同様に、人差し指と親指はくっつかないようにし、力を均等に加わえます。背面も日本式と同じで、中指と薬指でラケットを支え、小指は薬指に添えます。
ただし、中国式では指先に力を入れて持ちます。
以上が、中国式ペンホルダーの基本の持ち方です。
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卓球ラケット・シェークハンドではサーブは持ち方を変える
シェークハンドでは、サーブのときに持ち方を変えることが多いです。その理由や、代表的な持ち方の例などについて、解説します。
持ち方を変える理由
シェークハンドでは、サーブをするときに持ち方を変えます。これは、手首の自由を大きくして、回転をかけやすくするためです。
シェークは、フォアハンドとバックハンドの切り替えがやりやすいので、ラリーに適しています。
しかし、サーブをするときも同じ持ち方をしていると、手首を使いにくいです。手首を十分に使えないと、回転をかけたり、威力のあるサーブを出したりすることができません。
なので、サーブのときだけ、一時的に持ち方を変えることが多いです。
以上が、サーブのときに持ち方を変える理由です。
サーブのときの代表的な持ち方・持ち方の例
シェークハンドでサーブをするのときの、代表的な持ち方や、持ち方の例を紹介します。
代表的な持ち方は、グリップは握らず、親指と人差し指で面を挟むようにするものです。ちょうど、下図のようにです。
中指・薬指・小指は、軽く丸めます。このとき、中指はグリップにひっかけてもOKです。
こうすることで、手首のスナップが使いやすくなります。
特に、フォアサーブで下回転や横下回転、ナックル(無回転)を出すときは、この持ち方をする人が多いです。そして、持ち方はできるだけ統一したほうが、サーブの回転が相手にバレにくくなります。
しゃがみこみサーブをするときは、また違った持ち方をします。
「しゃがみこみサーブ」とは、次の写真のように、しゃがみこみながらサーブを打つものです。
「王子サーブ」と呼ばれることも多いサーブです。
このサーブでは、下の写真のような持ち方をします。
サーブを打つときの動作が大きく違うので、持ち方もかなり違ってきます。
基本の持ち方から、親指をバック面(赤色)に移動させます。親指と人差し指で面を支え、薬指と小指でグリップを握ります。中指はフォア面(黒色)から、ラケットを支えるように添えます。
サーブの種類や打ち方については、こちら↓の記事内で解説しています。
卓球サーブの回転・かけ方の全種類一覧!初心者でも強い打ち方のコツ
このように、サーブによって、色々なラケットの持ち方があります。
その他のラケットの持ち方
ここまで紹介した持ち方以外にも、様々なものがあります。
プレースタイルや自分の得意不得意に合わせて、自由にアレンジしてみましょう。サーブ・ラリーどちらにおいても、指の位置を少し変えるだけで、打ちやすさが違ってくることがあります。
人によってはシェークハンドのラケットでも、ペンホルダーのように持ってサーブをしたり、その逆をしたりします。私は基本の持ち方のまま、サーブを出すことも多いです。
また、2016年リオ五輪のメダリストである、ティモ・ボル選手のラケットの持ち方は特殊です。サーブのとき、親指と人差し指の2本でラケットをはさんでいますが、人差し指はラケットの縁側に沿うに当てています。
色々試してみて、自分だけのオリジナルな持ち方にしてみたりするのもいいです。ラケットの持ち方にルールはないので、自由な発想で研究してみましょう。
このように、ラケットの持ち方は千差万別、色々あります。
サーブを打った後はすぐに持ちかえる
サーブを打った後は、ラケットをすぐに基本の持ち方に持ちかえます。なぜなら、サーブのときの持ち方は、ラリーに向いていないからです。
サーブを打ち終わったらすぐに、はずしていた中指・薬指・小指の3本で、グリップを握りましょう。
はじめは手間取るかもしれませんが、すぐに慣れて無意識にできるようになります。持ちかえることに集中し過ぎて、サーブミスをしないように気をつけましょう。
このように、サーブを打った後は、すぐに基本の持ち方にします。
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まとめ
ここまで、卓球のラケットの持ち方やルールについて、解説しました。
ラケットの持ち方には、ルールはありません。基本の持ち方を覚えたら、自分に合うようにアレンジしてみてください。
サーブが出しやすいように、ラリーで打ちやすいように、工夫しましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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