卓球には、数多くの用語やルールがあります。
経験とともに覚えていくことが多いですが、予め基礎知識として身につけておくと、レッスンや講習会での理解が深まります。
この記事では、そんな卓球の基礎知識や用語について、紹介・解説します。
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もくじ
- 1 卓球の基礎知識・用語集:ルールついて
- 2 卓球の基礎知識・用語集:Tリーグ特有のルールについて
- 3 卓球の基礎知識・用語集:ラケットついて
- 4 卓球の基礎知識・用語集:ラバーについて
- 5 卓球の基礎知識・用語集:・卓球台ついて
- 6 卓球の基礎知識・用語集:台からの距離(選手がいる場所)について
- 7 卓球の基礎知識・用語集:戦型についての用語
- 8 卓球の基礎知識・用語集:打球全般について
- 9 卓球の基礎知識・用語集:回転とサーブについて
- 10 卓球の基礎知識・用語集:レシーブについて
- 11 卓球の基礎知識・用語集:コースについて
- 12 卓球の基礎知識・用語集:ラリーについて
- 12.1 フォアハンド
- 12.2 バックハンド
- 12.3 3球目攻撃
- 12.4 4球目攻撃
- 12.5 頂点打
- 12.6 スマッシュ
- 12.7 ツッツキ打ち
- 12.8 ドライブ
- 12.9 ループドライブ
- 12.10 カーブドライブ
- 12.11 シュートドライブ
- 12.12 パワードライブ
- 12.13 スピードドライブ・ドライブスマッシュ
- 12.14 台上ドライブ
- 12.15 カウンター
- 12.16 カウンタードライブ
- 12.17 回り込み
- 12.18 飛びつき
- 12.19 ショート
- 12.20 ハーフボレー
- 12.21 プッシュ
- 12.22 裏面打法
- 12.23 ブロック
- 12.24 カットブロック
- 12.25 カット
- 12.26 引き合い
- 12.27 フィッシュ
- 12.28 ロビング
- 12.29 フェイクモーション
- 12.30 逆モーション
- 12.31 ボレー
- 13 まとめ
卓球の基礎知識・用語集:ルールついて
卓球のルール用語には、以下のようなものがあります。
・サーブ/サーバー
・レシーブ/レシーバー
・ラリー
・シングルス
・ダブルス
・カウント
・ゲーム
・マッチ
・デュース
・チェンジコート/チェンジエンド
・オープンハンドサービス
・サーバーズライトハーフコート
・オンライン
・インプレー
・オブストラクション
・ネット
・ネットイン
・サポートイン
・レット
・フォルト
・エッジ/エッジボール
・サイド
・タオル休憩
・タイムアウト
・促進ルール
・バッドマナー
それぞれについて、解説します。
サーブ・サーバー
サーブとは、一番はじめに打つボールのことです。
正式には「サービス」と言い、これからラリー(打ち合い)が始まります。
また、サーブをする人のことをサーバーと言います。
レシーブ・レシーバー
レシーブとは、サーブを打ち返すことです。
また、レシーブをする人のことを、レシーバーと言います。
ラリー
ラリーとは、ボールを打ち合うことです。ボールが行き来する様子を指します。
シングルス
シングルスとは、1人対1人で行う試合形式のことです。「単」と略されることもあります。
ダブルス
ダブルスとは、2人対2人で行う試合形式のことです。「複」と略されることもあります。
卓球のダブルスでは、必ず2人が交互に打つルールです。また、サーブは下図の赤色部分、コート右半面の対角線のコースに出す決まりです。
カウント
カウントとは、得点のことです。カウントは、常にサーバー側からコールするルールです。
なのでこれを聞けば、どちらがリードしているのか、わかる仕組みになっています。
ゲーム
ゲームとは、卓球の試合を行う上での単位です。
1ゲームは11点です。先に11点を取った選手が、そのゲームの勝者となります。このゲームを繰り返して、決着をつけます。
マッチ
マッチとは、試合のことです。
5ゲームマッチでは、3ゲームを先に取った選手が勝ちとなります。
デュース
デュースとは、得点が10−10になった状態のことです。
デュースになると、サーブは2本から1本交代に、ルールが変わります。そして、2点差をつけた方が勝ちです。
なので、例えば13−11や12−14といったカウントで、試合を終えることになります。
後述するTリーグでは、最終ゲームは6-6から始まるルールになっています。このため、通常の試合よりもデュースになりやすく、白熱した試合展開が見られることが多いです。
このように、得点が10−10になった状態のことを、デュースと言います。
チェンジコート・チェンジエンド
チェンジコートとは、1ゲームを終えるごとにコートを交代することです。正式な試合や場面では、「チェンジエンド」と言われることが多いです。
最終ゲームでは、どちらかの選手が5点を獲得したら、チェンジコートをします。
Tリーグでの最終ゲームは、6-6から始めるルールなので、これはありません。
このように、1ゲームを終えるごとにコートを交代することを、チェンジコートまたはチェンジエンドと言います。
オープンハンドサービス
オープンハンドサービスとは、正規のサーブの出し方のことです。
これはまず、トスを上げる手の平を広げて、親指だけを離します。次に、指にかからないように手のひらの中央にボールを静止させます。ちょうど、下図のようにです。
そして、ボールをほぼ垂直に16cm以上投げ上げ、下図のように落ちてくるところを打ちます。
また、台より高い位置かつ、エンドラインの外側で打ちます。ちょうど、下図のようにです。
サーブのルールについては、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球のサーブのルール順番や位置、ダブルスは対角線の斜めクロスに!
このように、正規のサーブの出し方のことを、オープンハンドサービスと言います。
サーバーズ・ライト・ハーフコート
サーバーズ・ライト・ハーフコートとは、ダブルスでサーブを打つときに使う、右半分のコートのことです。
下図の赤色部分のコースにサーブを打たないと、失点するルールです。
オンライン
オンラインとは、ダブルスでのサーブのバウンドが、センターライン上のものを指します。センターラインとは、下図のように、台の真ん中に引かれたネットに垂直な白い線のことです。
ボールの一部でもセンターラインに触れていれば、有効です。
インプレー
インプレーとは、プレー中のことです。
サーブを打つ構えのときに、ボールが手の平に静止している最後の瞬間から、正規の返球が終わるまでを指します。
オブストラクション
オブストラクションとは、相手ボールの進路を妨害することです。
相手の打球が、自陣コートの外に出る前や、自陣コートにバウンドする前に、ラケットや体などに当てることを言います。これをすると、失点します。
ネット
ネットとは、サーブで打ったボールがネットに触れて、相手コートに落ちることを指します。
得点カウントはせず、サーブはやり直しとなります。近年は、後述する「やり直し」の意味の「レット」に集約され、コールされないことも多いです。
ネットイン
ネットインとは、下図のように、ラリー中に打ったボールがネットに当たってから、相手コートに入ることです。
ネットインしたボールは、軌道や回転が大きく変わり、返球することがむずかしいです。
なので、これで得点した選手は、手を上げて相手に謝ることがマナーとされています。海外の選手は、人差し指を立てて謝ることが多いです。
ネットインや謝り方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
このように、打ったボールがネットに当たってから、相手コートに入ることをネットインと言います。
サポートイン
サポートインとは、打ったボールがネットのサポート(支柱)に当たって、相手コートに入ることを言います。
ネットインと同様に、サーブではやり直し、その他は有効です。
レット
レットとは、打ったボールが無効となり、やり直しとなることです。
前述したように、サーブがネットに当たってから、相手コートに入ったときにコールされます。また、他の台からボールが飛んできて、競技を中断する場合などでも同様です。
フォルト
フォルトとは、サーブの違反で失点することを指します。
卓球のサーブには、細かいルールが数多くあります。これについては、こちらの記事↓で解説しています。
卓球のサーブのルール順番や位置、ダブルスは対角線の斜めクロスに!
例えば、トスが低い、サーブが体で隠れているなどの反則はフォルトとなります。
このように、サーブの違反で失点することを、フォルトと言います。
エッジ・エッジボール
エッジとは、下図のように打ったボールが、相手コートの台の角でバウンドすることです。また、このボールのことを「エッジボール」と呼びます。
有効な返球ですが、エッジをされた相手は打ち返すことが非常にむずかしいです。なので、ネットインと同様に、手を挙げて相手に謝ることがマナーとされています。
エッジについては、こちらの記事↓でも解説しています。
このように、台の角でバウンドすることをエッジと言い、そのボールをエッジボールと呼びます。
サイド
サイドとは、下図のように打ったボールが、相手コートの台の側面でバウンドすることです。
サイドに当たったボールは、返球として認められません。なので、このボールを打った人が失点します。
エッジとサイドの見分け方については、こちらの記事↓でも解説しています。
このように、相手コートの台の側面でバウンドすることを、サイドと言います。
タオル休憩
タオル休憩とは、試合中にタオルで汗を拭く、短時間の休憩のことです。
いつでも認められるわけでなく、両者の得点の合計が6の倍数のときに認められます。
例えば、1−5・8−4・9−9などのときです。また、最終ゲームでチェンジコートしたときにも認められます。
このように、試合中にタオルで汗を拭く、短時間の休憩のことをタオル休憩と言います。
タイムアウト
タイムアウトとは、競技を一時停止して、その間に作戦会議や水分補給・治療などを行うことです。
卓球のタイムアウトは、1試合に1回・1分以内です。選手はベンチに戻り、コーチにアドバイスを受けたり、相談したりできます。
促進ルール
促進ルールとは、試合時間を短縮するために設けられたルールです。なぜなら、ラリーが続いて、試合が長引くことがあるからです。
1ゲームで10分以上が経過して、両者の合計得点が18ポイント未満のときに、このルールが適用されます。また、双方の合意があれば、それ以前にも適用されます。
ラリー中に10分経過したときは、審判員がレットをコールして、ラリーを中断させます。この場合、中断したときのサーバーが、最初のサーバーとなります。
以後、サーブは1本ずつに変更されます。
サーバーは、サーブを含めて13回打つまでに得点しなければ、失点します。レシーバーは、13回返球に成功すれば、得点となるルールです。
促進ルールについては、こちらの記事↓でも解説しています。
このように、試合時間を短縮するために設けられたルールを、促進ルールと言います。
バッドマナー
バッドマナーとは、マナーに反するすべての行為を指します。
これには、試合進行を遅延させる行動や、審判への執拗な抗議、相手選手への暴言や侮辱などがあります。
バッドマナーを行えば、審判から注意や警告を受けます。イエローカードやレッドカードが出され、失点することもあります。
イエローカードやレッドカードについては、こちらの記事で↓詳しく解説しています。
このように、マナーに反するすべての行為を、バッドマナーと言います。
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卓球の基礎知識・用語集:Tリーグ特有のルールについて
2018年に開幕した、プロ卓球リーグの「Tリーグ」には、以下のような特有のルールがあります。
・20秒バイオレーション
・マルチボール
・ビクトリーマッチ
lこれらはすべて、試合時間を短縮するためのものです。それぞれの用語について、解説します。
20秒バイオレーション
20秒バイオレーションとは、主審が得点をコールしてから20秒以内に、サーブをしなければならないルールです。
「バイオレーション」は英語で、意味は「違反」です。
このルールに反した場合、1回目は警告、2回目以降はレシーバーの得点となります。
このように、主審が得点をコールしてから20秒以内にサーブをするルールが、20秒バイオレーションです。
マルチボール
マルチボールとは、複数のボールを使って試合進行をするルールです。
卓球以外にも、サッカーでは1990年代中ごろから、試行・実施されています。
試合開始前に各チームが20球ずつ選球し、合計40球のボールを使って試合をします。試合中はボールパーソンがボールを拾い、副審がそれを選手に渡します。
このように、複数のボールを使って試合進行をすることを、マルチボールと言います。
ビクトリーマッチ
ビクトリーマッチとは、2ー2となった場合にのみに実施される、延長戦のことです。
Tリーグは団体戦で、第1試合がダブルス、第2〜4試合はシングルスの、4試合で構成されています。
なので、勝敗が2ー2となって決着がつかなかったときに、ビクトリーマッチが行われるルールです。この試合はシングルスの、1ゲームマッチとなります。
このように、2ー2となった場合に行われる延長戦のことを、ビクトリーマッチと言います。
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卓球の基礎知識・用語集:ラケットついて
ラケットついての用語には、以下のようなものがあります。
・ラケット
・グリップ
・ブレード
・シェークハンド
・ペンホルダー
・日本式ペンホルダー
・中国式ペンホルダー
・ハンドソウラケット
・合板ラケット
・木材ラケット
・特殊素材ラケット
それぞれについて、解説します。
ラケット
ラケットとは、ボールを打つときに使用する、木の板のことです。
これに「ラバー」と呼ばれるゴムを貼って、使用します。木の板だけでなく、ラバーを貼った状態のものも含めて、ラケットと呼ぶことも多いです。
グリップ
グリップとは、ラケットの柄の部分のことです。また、ラケットの握り方のことを言います。
シェークハンドのグリップの形状には、FL(フレア)・ST(ストレート)・AN(アナトミック)・CO(コニック)の4つがあります。
グリップの形状については、こちら↓の記事内で解説しています。
以上のように、ラケットの柄の部分や握り方のことを、グリップと言います。
ブレード
ブレードとは、ラケットの打球面のことです。
下図の赤色部分のように、ラバーを貼って使用するところを指します。
シェークハンド
シェークハンドとは、握手をするように握るラケットや、その握り方のことです。
下図のように、フォア面とバック面にそれぞれラバーを貼り、両面で打球します。
フォアハンドとバックハンドの切り替えがしやすく、両ハンドでプレーがしやすいのが特徴です。
このようなラケットや握り方のことを、シェークハンドと言います。
ペンホルダー
ペンホルダーとは、ペンを持つように握るラケットや、その握り方のことです。
これには、後述する日本式・中国式の、2種類があります。
日本式ペンホルダー
日本式ペンホルダーとは、下図のようにフォア面だけにラバーを貼り、打球するラケットのことです。
打球面の形は、長方形のものが多いです。現在は使い手が少ないですが、フォアハンド主体でプレーする選手が多いです。
このようなラケットを、日本式ペンホルダーと言います。
中国式ペンホルダー
中国式ペンホルダーとは、日本式ペンホルダーの操作性を良くした丸型のものです。ちょうど、下図のようなラケットです。
バック面にもラバーを貼ることができるので、シェークハンドのようにバックハンドを打つことができます。中国式というだけあって、中国人の選手がよく使用しています。
このようなラケットを、中国式ペンホルダーと言います。
ハンドソウラケット
ハンドソウラケットとは、拳銃を握るように持つラケットのことです。
ハンドソウ は、「手のこぎり」の意味です。この名前のように、グリップの一部に空いた穴に中指を入れて持ちます。俗に「ピストルグリップ」とも呼ばれています。
今では廃版となっている変形ラケットなので、これを使っているプレーヤーは珍しいです。
このように、拳銃を握るように持つラケットのことを、ハンドソウラケットと言います。
木材ラケット
木材ラケットとは、ブレードの素材がすべて木材のラケットのことです。
初級者から上級者まで、幅広く使いやすいです。後述する特殊素材ラケット以外は、ほとんどが木材ラケットです。
合板ラケット
合板ラケットとは、複数の板を貼り合わせてつくられたラケットのことです。
板の枚数によって「3枚合板」「5枚合板」などと呼ばれています。基本的には枚数が多くなるほど、反発力が高くなります。
特殊素材ラケット
特殊素材ラケットとは、ブレードの素材に、木材以外のものが使われているラケットのことです。
グラスファイバーとカーボンの2つが、よく使われています。特にカーボンが使われているものは、弾みが強く、スピードが出るため上級者向けです。
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卓球の基礎知識・用語集:ラバーについて
ラバーついての用語には、以下のようなものがあります。
・ラバー
・裏ラバー/裏ソフトラバー
・表ラバー/表ソフトラバー
・粒高
・粘着ラバー
・テンション系ラバー
・アンチ
・異質ラバー
それぞれについて、解説します。
ラバー
ラバーとは、ラケットに貼る赤や黒色のゴムのことです。
下図のように、シート(ゴム部分)とスポンジの2層で構成されています。
裏ラバー・裏ソフトラバー
裏ラバーは、下の写真のように、表面が平らなツルツルとしたラバーのことです。
「裏ソフトラバー」や、「裏ソフト」とも言います。
摩擦力が大きいため、強い回転をかけたり、スピードのあるボールを打ったりできます。
このように、表面が平らなツルツルとしたラバーのことを、裏ラバーと言います。
表ラバー・表ソフトラバー
表ラバーは、下の写真のように、表面に粒が並んだラバーのことです。
「表ソフトラバー」や、「表ソフト」とも言います。
スピードを重視したもので、速攻プレーに適しています。裏ソフトほどの回転はかかりませんが、相手の回転の影響を受けにくく、スマッシュなどの強打がしやすいです。
このように、表面に粒が並んだラバーのことを、表ラバーと言います。
粒高ラバー
粒高(つぶだか)ラバーとは、ラバーの表面に並んだ粒が、細く長いラバーのことです。
「イボ高」とも呼ばれています。
ボールを打ったときに、高さのある粒が倒れて、相手の回転を打ち消します。そして同時に、変化球を生み出すことができます。
このように、ラバーの表面に並んだ粒が、細く長いラバーのことを、粒高ラバーと言います。
粘着ラバー
粘着ラバーとは、裏ラバーの一種です。表面の粘着性(摩擦力)を極限まで上げたもので、強力な回転をかけることができます。
中国人選手がよく愛用しています。
テンション系ラバー
テンション系ラバーとは、裏ラバーの一種で、ゴム分子にテンションを与えたラバーのことです。
テンションとは、「張り詰めた状態」のことです。これにより強く弾んで、回転もかかります。トップ選手御用達の、最高級裏ラバーです。
アンチラバー
アンチラバーとは、裏ラバーの一種です。表面がツルツルしていて、ボールがスリップするため、回転がかかりません。
これでボールを打つと、相手の回転が残ったいやらしい球質での返球となります。
異質ラバー
異質ラバーとは、裏ラバー以外の、表・粒高・アンチラバーなどの総称です。
裏ラバーが主流なので、それ以外をまとめて異質と呼びます。
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卓球の基礎知識・用語集:・卓球台ついて
卓球台についての用語には、以下のようなものがあります。
・コート
・ネット
・サポート
・センターライン
・サイドライン
・エンドライン
・エッジ
・サイド
それぞれについて、解説します。
コート
コートとは、卓球台の表面のことです。エッジやコーナーも含まれます。
また、卓球台全体のことを言うときもあります。
ネット
ネットとは、下図のように、卓球台の長辺を2等分するように張られた網のことです。
高さは15.25cmで、台に対して垂直に設置されます。
サポート
サポートとは、下図のように、ネットを卓球台に設置するための器具のことです。
サポートもネットの一部とみなされ、ネットインではサポートに当たって入ったボールも有効です。
センターライン
センターラインとは、下図のようにネットに対して垂直に引かれた、台の真ん中の白い線のことです。
サイドライン
サイドラインとは、下図のようにネットに対して垂直に引かれた、台の両端の白い線のことです。
エンドライン
エンドラインとは、下図のようにネットに対して平行に引かれた、台の端の白い線のことです。
エッジ
エッジとは、台の角のことです。ここでバウンドしたボールは、有効です。
サイド
サイドとは、台の側面のことです。ここでバウンドしたボールは、無効です。
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卓球の基礎知識・用語集:台からの距離(選手がいる場所)について
卓球台からの距離については、以下のような用語があります。
・前陣
・中陣
・後陣
これらは、選手がいる場所を示します。それぞれについて、解説します。
前陣
前陣とは、台のすぐ近くの位置や、台から1mまでの領域を指します。
女子選手がプレーすることの多い範囲です。
中陣
中陣とは、台から1〜2m離れた領域のことです。
男子選手がプレーすることが多い位置です。
後陣
後陣とは、台から2メートル以上離れた領域を指します。
台から大きく離れてプレーする、カットマンがこの位置にいます。
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卓球の基礎知識・用語集:戦型についての用語
卓球の戦型については、以下のような用語があります。
・ドライブ主戦型
・前陣速攻型
・異質速攻型
・異質攻守型
・カットマン
それぞれについて、解説します。
ドライブ主戦型
ドライブ主戦型とは、ドライブを多用し、攻撃的に攻める王道的なプレースタイルのことです。
「ドライブ」とは、下回転のボールを上回転にして返球する打ち方です。
裏ラバーを使用し、ダイナミックに回転をかけて打ちます。
このように、ドライブを多用する王道的なプレースタイルを、ドライブ主戦型と言います。
前陣速攻型
前陣速攻型とは、テンポの速さとスピードで勝負するプレースタイルのことです。
女子選手に多く、前陣でラリーを展開します。
異質速攻型
異質速攻型とは、フォア面とバック面で異なるラバーを使用している、前陣速攻型のことです。
裏ラバーと表ラバーの組み合わせが主流です。
異質攻守型
異質攻守型とは、粒高ラバーによる回転の変化で、相手のミスを誘う守備的なプレースタイルのことです。
下図のような、面を反転させられるグリップの形状の、ペンホルダーラケットを使用します。
前陣で相手の攻撃をブロックし、チャンスボールはすかさず攻撃します。
中学生では勝ちやすいですが、トップ選手にはほとんどいない戦型です。
このように、粒高ラバーによる回転の変化で、守備的に戦うプレースタイルのことを、異質攻守型と言います。
カットマン
カットマンとは、後陣で相手のボールをカットで打ち返し、守備的に戦うプレースタイルのことです。
「カット」とは、ラケットを上から下に大きくスイングし、ボールに下回転をかける打ち方です。これの回転量に変化をつけて、相手のミスを誘います。
粘り強くラリーをするため、忍耐力が必要になる戦型です。
このように、後陣で守備的に戦うプレースタイルのことを、カットマンと言います。
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卓球の基礎知識・用語集:打球全般について
打球全般については、以下のような用語があります。
・インパクト
・ミート
・ボールタッチ
・打球感
・打球音
・球持ち/球離れ
・弧線/弾道
・スイング
・バックスイング
・フォロースルー
・フリーハンド
・フットワーク
・ボディーワーク
・ニュートラル
・ロング
それぞれについて、解説します。
インパクト
インパクトとは、ボールがラケットに当たる瞬間のことを言います。
ミート
ミートとは、ボールがラケットに当たるときの、強さのことです。
「ミートを強く」などのように使われます。
ボールタッチ
ボールタッチとは、ボールを打つときの感触のことです。
「やわらかいボールタッチで」などと使われます。
打球感
打球感とは、ボールを打ったときの感覚のことです。
「打球感が硬い」などと表現します。
打球音
打球音とは、ボールを打ったときの音のことです。
高音がするときほど、ボールがよく飛びます。
球持ち・球離れ
球持ちとは、ラケットにボールが当たってから、離れるまでの時間のことです。「球離れ」とも言います。
これが長いときは、「球持ちがいい」「球離れが遅い」と表現します。反対に速いときは、「球持ちが悪い」「球離れが早い」と言います。
弧線・弾道
弧線とは、打ったボールの軌道のことを指します。「弾道」とも言います。
スイング
スイングとは、 腕やラケットの振りのことです。
バックスイング
バックスイングとは、打球に勢いをつけるために、腕を後ろに引くことです。
「テイクバック」も同じ意味です。
フォロースルー
フォロースルーとは、インパクトの後の、腕の振り抜きや動きのことです。
フォロースルーの終わりは「フィニッシュ」と言います。
フリーハンド
フリーハンドとは、ラケットを持っていないほうの手のことです。
フットワーク
フットワークとは、足の動きや足さばきのことです。
動いて打つときの動作の一つで、卓球ではとても重要です。
ボディーワーク
ボディーワークとは、体の使い方や身のこなしのことです。
ニュートラル
ニュートラルとは、どんな技術でもできる基本姿勢、位置のことです。
ロング
ロングとは、ボールの飛距離が長い打ち方、またはそのボールのことを言います。
「フォアハンドロング」「ロングサーブ」などのように使われます。
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卓球の基礎知識・用語集:回転とサーブについて
回転とサーブについては、以下のような用語があります。
・スピン
・上回転
・横回転/順横回転
・逆横回転
・下回転
・ナックル
・フォアサーブ
・バックサーブ
・ショートサーブ
・ロングサーブ
・ハーフロング
・巻き込みサーブ
・YGサーブ
・アップダウンサーブ
・しゃがみ込みサーブ/王子サーブ
それぞれについて、解説します。
スピン
スピンとは、ボールの回転のことです。
上回転
上回転とは、下図のように、ボールの進行方向と同じ向きの回転のことです。
「前進回転」「ドライブ回転」「トップスピン」とも言います。
横回転・順横回転
横回転とは、時計回りの回転のことです。逆横回転と区別して「順横回転」とも言います。
下図のように、ボールを上から見たときに、時計回りに回転しているものが横回転・順横回転です。
この回転のボールをラケットに当てると、右方向に飛びます。
左利きの選手では逆になり、反時計回りのものが横回転・順横回転となります。
以上のように、時計回りの回転を、横回転・順横回転と言います。
逆横回転
逆横回転とは、反時計回りの回転のことです。
下図のように、ボールを上から見たとき、反時計回りに回転しているものが逆横回転です。
この回転のボールをラケットに当てると、左方向に飛びます。
左利きの選手では、時計回りのものです。後述する巻き込みサーブやYGサーブが、逆横回転のサーブになります。
以上のように、反時計回りの回転を、逆横回転と言います。
下回転
下回転とは、下図のように、ボールの進行方向と逆向きの回転のことです。
「後進回転」「カット」「バックスピン」とも言います。この回転のボールをラケットに当てると、下に落ちます。
ナックル
ナックルとは、無回転のことです。
フォアサーブ
フォアサーブとは、フォアハンドで打つサーブのことです。現代卓球の主流です。
バックサーブ
バックサーブとは、バックハンドで打つサーブのことです。
カットマンがこのサーブをよく使います。攻撃選手でも、フォアサーブが相手に効かないときや、流れを変えたいときに使用することがあります。
また、フォアサーブでは体全体を使って打てますが、バックサーブでは可動域が限られています。なので、回転量や威力よりも、コントロールを重視したサーブになることが多いです。
ゆえに、サーブで得点をするのではなく、ラリーに持ち込みたいときに使用されます。
このように、バックハンドで打つサーブのことを、バックサーブと言います。
ショートサーブ
ショートサーブとは、ネット付近でバウンドする短いサーブのことです。
下図のように、相手コートで2バウンド以上するものを指します。
長さが短いことで、相手はこれを強打しにくいです。なので、大抵の選手はショートサーブをメインに、戦術を組み立てます。
このように、ネット付近でバウンドする短いサーブのことを、ショートサーブと言います。
ロングサーブ
ロングサーブとは、長いサーブのことです。
下図のように、相手コートで1バウンドした後、大きく台から出るものを指します。
相手に強打されるリスクがありますが、スピードの速いサーブが打てるので、得点を狙えます。
このように、長いサーブのことを、ロングサーブと言います。
ハーフロング
ハーフロングとは、下図のように相手コートで2バウンドするかしないかの、ギリギリのラインに出すサーブのことです。
相手は思い切って攻撃するか、慎重に返球するかの判断に迷う長さです。
このように、相手コートで2バウンドするかしないかの、ギリギリのラインに出すサーブのことをハーフロングと言います。
巻き込みサーブ
巻き込みサーブとは、手首を内側に巻き込むようにして、逆横回転をかけるサーブのことです。
フェイクモーションを加えやすく、上回転と下回転の判断が非常にしづらいものです。
巻き込みサーブについては、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球巻き込みサーブのやり方とコツ!そもそも巻き込みサーブとは??
以上のように、手首を巻き込むようにして逆横回転をかけるサーブのことを、巻き込みサーブと言います。
YGサーブ
YGサーブとは、独特なフォームで逆横回転をかける、フォアサーブのことです。
YGは、Young Generationの略で、「若い世代」という意味です。1990年代に、ヨーロッパの若い選手たちが使っていたことに由来します。「YG」や「ヤンジェネ」とも呼ばれています。
同じ逆横回転をかける、巻き込みサーブよりも手首を使いやすいです。そのため、回転量が多くなり、強力なサーブが打てます。
YGサーブについては、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
このように、独特なフォームで逆横回転をかけるフォアサーブのことを、YGサーブと言います。
アップダウンサーブ
アップダウンサーブとは、同じフォームで上回転と下回転を打ち分けるサーブです。
下回転サーブのスイングの後に、上回転サーブのスイングを合わせたフォームで打ちます。ラケットを振り下ろすときに打つと下回転、振り上げるときに打つと上回転になります。
アップダウンサーブについては、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
このように、同じフォームで上回転と下回転を打ち分けるサーブのことを、アップダウンサーブと言います。
しゃがみ込みサーブ・王子サーブ
しゃがみ込みサーブとは、しゃがみこみながら打って、回転をかけるサーブのことです。
ボールの落下速度を利用して打つことができるので、通常のサーブよりも強い回転をかけられます。
王子サーブは、しゃがみこみサーブの一種です。顔の前でラケットを右上から左下方向に振り、バック面でサイドスピンをかけます。ちょうど、次の写真のようにです。
大阪の王子町にある、王子卓球センターの作馬六郎氏が考案したことから、この名前がつきました。
このように、しゃがみこみながら打つサーブのことを、しゃがみ込みサーブと言います。また、この一種に王子サーブがあります。
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卓球の基礎知識・用語集:レシーブについて
レシーブについては、以下のような用語があります。
・ツッツキ
・ストップ
・流し
・フリック
・バックフリック
・チキータ
・逆チキータ
それぞれについて、解説します。
ツッツキ
ツッツキとは、主に台上で、下回転をかけて返球する技術のことです。
相手コートで2バウンドしないものを指します。
ストップ
ストップとは、相手コートで2バウンド以上するように返球する、守備技術のことです。
ボールの回転やスピードをうまく殺して、ネット際でバウンドするようにします。
流し
流しとは、ラケットを横にスライドさせるようにして横回転をかけ、左右に打ち分ける技術です。
台上の短いボールに対して行います。
フリック
フリックとは、ボールを払うようにして弾き打つ、攻撃的な技術です。
台上の短いボールに対して行い、「はらい」「はらって打つ」とも言います。難易度の高いものです。
バックフリック
バックフリックとは、バックハンドで打つフリックのことです。
ラリーでも使用される技術です。
チキータ
チキータとは、手首を活用したバックハンドで、横回転をかけて返球する技術です。
台上の短いボールに対して行い、ボールの左横を捉えて打ちます。
ボールの軌道が、チキータバナナ(バナナの品種名)のように曲がることから、そう名付けられました。
相手の回転に影響されにくいので、男女ともに現代卓球の主流のレシーブ技となっています。
このように、手首を活用したバックハンドで、横回転をかけて返球する技術をチキータと言います。
逆チキータ
逆チキータとは、バックハンドでボールの右横を擦って打つレシーブのことです。左利きでは、ボールの左横を打ちます。
チキータと同じ構えから打てるので、相手は非常に予想しづらいです。高等テクニックなので、実戦で使用する選手は少ないです。
「ミユータ」として知られる加藤美優選手の技は、これと同じものです。
このように、バックハンドでボールの右横を擦って打つレシーブのことを、逆チキータと言います。
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卓球の基礎知識・用語集:コースについて
コースについては、以下のような用語があります。
・フォア
・バック
・クロス
・ストレート
・ミドル
・〇〇前
それぞれについて、解説します。
フォア
フォアとは、利き手側のコースのことです。
下図のように、右利きの選手であれば、コートの右側です。
バック
バックとは、利き手と反対側のコースのことです。
下図のように、右利きの選手であれば、コートの左側です。
クロス
クロスとは、台の対角線上のコースのことです。
下図のように、右利きのフォア側から、対角線上に打つボールのコースは「フォアクロス」と呼びます。反対の対角線上は、「バッククロス」です。
また、このようなコースに打つボールを「クロス・ボール」と言います。
ストレートよりも長さがあるので、確実にボールを入れたいときに、狙うことが多いです。
このように、台の対角線上のコースのことを、クロスと言います。
ストレート
ストレートとは、クロスに対比される用語で、台の長辺と平行なコースのことです。
下図のように、右利きのフォア側からストレートに打つコースを「フォアストレート」と言います。バック側から打つものは、「バックストレート」と呼びます。
クロスに比べて、距離が短いためリスクは高いですが、決定打になりやすいコースです。
コースのことではなく、1ゲームも失わずに勝利することを「ストレート勝ち」、その反対で敗北することを「ストレート負け」と表現することもあります。
このように、クロスに対比される用語で、台の長辺と平行なコースのことを、ストレートと言います。また、1ゲームも相手に取られないことや、反対に取れないことを「ストレート」と表現します。
ミドル
ミドルとは、体の正面付近のコースのことです。
具体的には、下図のようにラケットを持っているほうの、腰あたりを指します。
フォアハンドとバックハンドの、どちらで打球するかを迷うコースです。そのため、卓球で最も打つことが難しいと言われています。
このように、体の正面付近のコースのことを、ミドルと言います。
〇〇前
〇〇前とは、ネット際付近のコースのことです。
下図のように、「フォア前」「バック前」「ミドル前」など、左右のコースの名前と組み合わせて使います。
特に「フォア前」はよく狙ったり、狙われたりするコースです。
このように、ネット際付近のコースのことを、〇〇前と言います。
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卓球の基礎知識・用語集:ラリーについて
ラリーについては、以下のような用語があります。
・フォアハンド
・バックハンド
・3球目攻撃
・4球目攻撃
・頂点打
・スマッシュ
・ツッツキ打ち
・ドライブ
・ループドライブ
・カーブドライブ
・シュートドライブ
・パワードライブ
・スピードドライブ/ドライブスマッシュ
・台上ドライブ
・カウンター
・カウンタードライブ
・回り込み
・飛びつき
・ショート
・ハーフボレー
・プッシュ
・裏面打法
・ブロック
・カットブロック
・カット
・引き合い
・フィッシュ
・ロビング
・フェイクモーション
・逆モーション
・ボレー
それぞれについて、解説します。
フォアハンド
フォアハンドとは、利き腕側でボールを打つことです。
シェークハンドの場合、手の平側で打球する打ち方を言います。
バックハンド
バックハンドとは、利き腕ではない側で打つことです。
シェークハンドでは、手の甲側で打球する打ち方を指します。
3球目攻撃
3球目攻撃とは、自分がサーブを出し、相手がレシーブしたボールを、攻撃的に打つ戦術のことです。
サーブを1球目、レシーブを2球目とカウントしたときの、3球目という意味です。
4球目攻撃
4球目攻撃とは、自分がレシーブした後の、相手の返球を狙い打つ戦術のことです。
3球目攻撃と同様に数えると、4球目に当たることから、こう言います。
頂点打
頂点打とは、バウンドの頂点を打つ方法のことです。
スマッシュ
スマッシュとは、ボールを叩くようにして打つ強打のことです。
スピードが速く、下図のように直線的な軌道になるので、決定打になりやすいです。
ツッツキ打ち
ツッツキ打ちとは、相手がツッツキをしたボールを、弾くように打つことです。
ドライブ
ドライブとは、上回転をかけて返球する技術のことです。
下図のように、弧線を描く軌道になるため、安定して相手コートに入りやすいです。
ドライブ主戦型の選手が、多用する技術です。ラリーをつなぐものから、攻撃的なものまで、幅広い威力・スピードのボールを打つことができます。
ドライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球ドライブの打ち方・やり方とコツ〜フォアハンドドライブの仕方〜
このように、上回転をかけて返球する技術のことを、ドライブと言います。
ループドライブ
ループドライブとは、下図のように強い回転をかけて、山なりの軌道で返球するドライブのことです。
強い下回転のボールに対してや、ラリーのテンポを狂わせたいときなどに使用されます。
ループドライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球ループドライブのコツと打ち方!9個のコツを抑えて完全マスター
以上のように、山なりの軌道で強い回転のかかったドライブのことを、ループドライブと言います。
カーブドライブ
カーブドライブとは、ドライブに左回転を加えたものです。
下図のように、バウンド後に大きく左へ曲がります。
左利きの選手では、右に曲がるものです。
カーブドライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
このように、左回転を加えたドライブのことを、カーブドライブと言います。
シュートドライブ
シュートドライブとは、ドライブに右回転を加えたものです。
下図のように、バウンド後に大きく右へ曲がります。
左利きの選手では、左に曲がるものです。
シュートドライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球シュートドライブの打ち方と曲げる3つのコツ!意外なメリットも
このように、右回転を加えたドライブのことを、シュートドライブと言います。
パワードライブ
パワードライブとは、決定打になり得るほどの、回転・スピードともに威力のあるドライブのことです。
パワードライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球パワードライブの打ち方とコツ!爆発的威力〜最強ドライブ伝説〜
スピードドライブ・ドライブスマッシュ
スピードドライブとは、回転よりもスピードを重視したドライブのことです。
「ドライブスマッシュ」とも言われ、ドライブにスマッシュの要素を取り入れます。
スピードドライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
このように、回転よりもスピードを重視したドライブのことを、スピードドライブまたはドライブスマッシュと言います。
台上ドライブ
台上ドライブとは、台上で打つドライブのことです。
台からボールが出るか出ないか、ギリギリの長さのものに対して、果敢に攻めるときに使用する打ち方です。
台上ドライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球台上ドライブの打ち方とコツ〜チャンスは絶対に逃さない!〜
このように、台上で打つドライブのことを、台上ドライブと言います。
カウンター
カウンターとは、相手の強打の威力を利用して、反撃する技術のことです。
早い打点を捉えるため、リスクも大きいですが得点率も高いです。
カウンタードライブ
カウンタードライブ とは、相手の攻撃的なドライブに対して、ドライブで攻撃し返すことです。
相手ボールのスピードや威力を利用して、より強いボールを返球します。早い打点で打ち返すので、相手は体勢を立て直す時間があまりありません。
なので、入れば得点できる可能性が高いです。
カウンタードライブの打ち方については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。
卓球カウンタードライブの打ち方とコツ!戦術パターン・練習方法まで
このように、相手の攻撃的なドライブに対して、ドライブで攻撃し返すものを、カウンタードライブと言います。
回り込み
回り込みとは、バック側に来たボールをバックハンドで打つのではなく、回り込んでフォアハンドで打つことやその動作を指します。
飛びつき
飛びつきとは、フォア側へ打たれたボールに対して、バック側から大きく動いて打つ動作のことです。
回り込んだ後に、よく見られる動きです。
ショート
ショートとは、ペンホルダーでのバックハンドの一種です。
ラケットの角度をボールに合わせて当てて、返球するだけの守備的な技術のことです。
ハーフボレー
ハーフボレーとは、バウンド直後をとらえて打つ、バックハンドのことです。
ショートよりも少し攻撃的な打ち方で、区別されています。
プッシュ
プッシュとは、ペンホルダーのバックハンドの一種で、ショートより強めにボールを弾く技術のことです。
スピードを出して返球する、攻撃的なものです。バウンド直後のボールに対して、腕を突き出すようにして打ちます。
裏面打法
裏面打法とは、ペンホルダーのバックハンドの一種です。
中国式ペンホルダーで、裏面にラバーを貼って使用する際に、こう呼ばれます。
ブロック
ブロックとは、相手の強打を止めたり、凌いだりする守備の技術のことです。
ブロックのやり方については、これらの記事↓で解説しています。
卓球フォアブロックのコツ!やり方・打ち方、メリットや練習方法まで
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卓球スマッシュの返し方・ブロックでの返し方!スマッシュを返す!!
カットブロック
カットブロックとは、強打されたボールのバウンド直後を捉え、下回転をかけながらブロックをする高等技術のことです。
カットブロックのやり方については、こちらの記事↓で解説しています。
卓球カットブロックとは?やり方・コツと練習方法〜狙うべきコース
カット
カットとは、台から離れた位置で、ボールに下回転をかけて返球する技術です。
カットを主に使う戦型を、カットマンと言います。
引き合い
引き合いとは、台から離れた場所から、互いにドライブを打ち合うことです。
卓球の見どころの一つです。
フィッシュ
フィッシュとは、台から離れた場所から相手コートに低く返球し、ミスを誘う技術です。
上回転をかけて、バウンド後にボールが加速するようにします。こうすることで、相手に強打をされにくくする効果があります。
ロビング
ロビングとは、台から離れた場所から、ボールを高く上げて返球する守備的な技術のことです。
自分や対戦相手の身長を、遥かに越える高さまで、ボールを上げます。
こうしたボールが落下するまでの間に、体勢を立て直して反撃を狙うことが可能です。
このように、コートの後方からボールを高く上げて返球することを、ロビングと言います。
フェイクモーション
フェイクモーションとは、相手にコースを読ませないように、フェイントをしながら打つときの動きを言います。
逆モーション
逆モーションとは、相手の予測とは異なるように打つ動作のことです。
ボレー
ボレーとは、相手ボールが自陣コートでバウンドする前に、ラケットに当てることです。
ノーバウンドで打つことと同じで、失点します。
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まとめ
この記事では、卓球の基礎知識と用語について、紹介・解説しました。
卓球用語はたくさんありますが、経験とともに自然と覚えていくものも多いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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