卓球パワーテープのメリット・デメリット!貼り方や貼る位置

 
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卓球において、ラケットはなくてはならない道具です。そして、自身の成長とともに、買い替えていくものです。

しかし、「お気に入りだからずっと使いたい」「他にいいラケットが見つからない」と思うことも多々あります。私もこだわって、長年同じラケットを使っています。

そんな「ラケットは変えたくないけど、もう少し性能を上げたい」ときに便利なのが、パワーテープです。これを貼ることや、貼る位置によって色々な効果を得られます。

今回の記事では、そんなパワーテープの効果や、貼る位置別のメリット・デメリットなどについて、解説します。

どうぞ最後まで、お付き合いください♪

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卓球パワーテープとは

パワーテープは、スズでできた、ラケットに重さを加えるためのテープです。

下図のように、ラケットのブレード(打球面)の側面に貼って使用します。

1本1g・3〜5本セットで、値段は700円前後です。ハサミで好きな長さに切って貼れるので、お手軽です。

これを貼ることや貼る位置によって、スイングをしたときの遠心力のかかり方や、重心バランスを調整できます。ラケット自体は変えたくないけど、もう少し自分好みに調整したいときに、便利なアイテムです。

また、これを貼ることで、打球感が硬くなります。なので、打球感がやわらかいときの調整にも使用できます。

このように、パワーテープは、ラケットに重さを加えるためのテープです。

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卓球パワーテープの効果

パワーテープの効果は、重さや貼る場所よって違ってきます。

また、攻撃型と守備型のタイプによっても貼り方が変わってきます。攻撃型では先端に多く貼るほど、ボールの威力が増します。

反対にグリップに近いところに貼るほど、安定感が増して、切り替えやスイングがしやすくなります。

このように、パワーテープは重さや貼る場所よって、得られる効果が違います。

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パワーテープの貼り方とメリット・デメリット【攻撃型】

攻撃型の選手の場合、パワーテープの貼り方には以下の4パターンがあります。

・先端1か所に貼る場合:先端重心

・先端上部2か所に貼る場合:先端バランス重心

・左右両サイド2か所に貼る場合:バランス重心

・グリップ寄りの両サイド・2か所に貼る場合:グリップ重心

それぞれについて、メリット・デメリットを解説します。

先端1か所に貼る場合:先端重心

1つ目は、ラケットの先端にパワーテープを貼る場合です。

下図のように、ラケットのてっぺんに、パワーテープを1つ貼りつけます。これにより、ラケットの重心の位置が、先端寄りになります。

この貼り方のメリットには、以下のようなものがあります。

 

・全体的にボールの威力が増す

・遠心力が非常にかかるようになるので、大きなスイングで打つ人は特に威力が増す

・以前の主流だった、オールフォア(フォアハンド主体)の選手に合う

 

デメリットは、1gのパワーテープの重さが、3〜4gほどに感じることです。なので、パワーに自信のある人に、おすすめの貼り方です。

以上が、ラケットの先端にパワーテープを貼る場合の、メリット・デメリットです。

先端上部2か所に貼る場合:先端バランス重心

2つ目は、ラケットの先端・上部2か所にパワーテープを貼る場合です。

下図のように、てっぺんを空けて、2つのテープを上部の両サイドに均等に貼ります。

この貼り方のメリットには、以下のようなものがあります。

 

・前述した先端重心に近い感覚で、パワフルな威力が出る

・テープ数と体感的な重さは比例せず、重さを感じることなく威力を確保できる

・左右均等に分けたことで、攻守の切り替えやラケット操作をしやすい

・左右の切り替えや、台上の短いボールにも対応しやすい

・フォアハンドに加えて、バックハンドでも攻めていく人向け

・トップ選手の使用例が多い

 

デメリットは、何かにすごく秀でるわけでないことです。強みを伸ばすのではなく、実力の底上げを図る人におすすめの貼り方です。

以上が、ラケットの先端2か所にパワーテープを貼る場合の、メリット・デメリットです。

左右両サイド2か所に貼る場合:バランス重心

3つ目は、ラケットの左右両サイド・2か所にパワーテープを貼る場合です。

下図のように、2つのテープを左右の両サイドに均等に貼ります。

この貼り方のメリットは、以下の2点です。

 

・テープを追加しても、重心の位置がほとんど変わらない

・前述した先端バランス重心よりも、切り替えや両ハンドのスイングのバランスがいい

 

デメリットは、前述した2つの貼り方のものほど、ボールの威力を出せないことです。

ある程度の威力と、両ハンドの操作のしやすさを求める、前陣速攻型や中陣ドライブの選手におすすめの貼り方です。

また、重心の位置を変えずに、重量を増やしたい人にもおすすめです。

以上が、ラケットの両サイド・2か所にパワーテープを貼る場合の、メリット・デメリットです。

グリップ寄りの両サイド・2か所に貼る場合:グリップ重心

4つ目は、グリップ寄りの両サイド・2か所にパワーテープを貼る場合です。

下図のように、2つのテープを、グリップ寄りの両サイドに均等に貼ります。

 

 

この貼り方のメリットには、以下のようなものがあります。

 

・重心がグリップ寄りになる

・場合によっては、ラケットが軽く感じる

・ラケットを軽くしたいときに、この貼り方をするのもアリ

・前述したバランス重心よりも、さらに切り替えや両ハンドのスイングのバランスがいい

・前陣での操作性が非常によく、特にバックハンドは非常にスムーズで、振りぬきやすい

 

デメリットは、これまで解説した貼り方の中で、一番威力を出せないことです。

重心を少し手前にして、重量を増やしたい人におすすめの貼り方です。両ハンドがとにかく安定するので、切り返しや台上の動きが速い最新卓球に適しています。よって、前陣速攻型の選手におすすめです。

以上が、グリップ寄りの両サイド・2か所にパワーテープを貼る場合の、メリット・デメリットです。

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卓球パワーテープの貼り方とメリット・デメリット【粒高守備】

粒高守備の選手の、パワーテープの貼り方と、メリット・デメリットについて解説します。

粒高守備の選手は、下図のようにブレードを一周するように、パワーテープを貼ります。

攻撃型のときとは違い、全体的にズシっと重みを持たせます。この貼り方のメリットには、以下のようなものがあります。

 

・ブロックがやりやすくなり、安定する

・ブロックでの返球が、相手が打ちにくいネット付近の浅いところになる

・低い軌道の、鋭いボールになる

・浮いたボールでも、相手が打ちにくい球質になる

・重さのおかげで面が安定するので、弱点だった攻撃がやりやすくなる

 

デメリットは、打球感が硬くなることです。なので、ブロックのときに、やわらかい打球感でボールを捉えたい人にはおすすめしません。

以上が、粒高守備の選手向けの、パワーテープの貼り方とメリット・デメリットです。

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卓球パワーテープを貼った後は

パワーテープを貼った後は、上からサイドテープを貼りましょう。

なぜなら、パワーテープだけの状態だと、審判からそのように指摘・注意されるからです。

これは、試合中やラリー中に、パワーテープが剥がれて落ちるリスクがあるためです。その対策を求められるのです。

なので、義務ではありませんが、サイドテープと合わせて貼っておくほうが無難です。

パワーテープは、前述したように、ラケット側面のブレード(打球面)の厚み部分に貼ります。同様に、この上にサイドテープを重ねて貼ります。ちょうど、下図のようにです。

サイドテープは、ラケットの側面を保護するためのものです。ブレードをぐるっと、一周するように貼ります。

また、サイドテープには2つの貼り方があります。1つはラケットの厚み部分だけに貼る、もう1つはラバーの厚みまで含めて貼る方法です。

ちょうど、下図のようにです。

ラバーの厚みまで含めて貼ったほうが、パワーテープもラバーも剥がれにくいです。好みの貼り方に合わせて、サイドテープの幅を選んでください。

さらに、注意しなければならないことがあります。

ラケットのルール規定では、ラバーはラケットに対して適切に貼るよう、決められています。

ラケットのルール規定については、詳しくはこちら↓の記事で解説しています。

卓球ラケットのルール規定と、大きさについての意外な事実

ラバーのはみ出しや不足は、ラケットから±2mmの範囲に収めなければいけません。このことから、ラケットに追加されたパワーテープとサイドテープの厚みの合計が、2mmを越えてしまうと違反になります。

このように、パワーテープはサイドテープと合わせて使用しましょう。また、サイドテープの厚みも考慮して、貼りましょう。

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まとめ

この記事では、パワーテープの効果や、貼る位置別のメリット・デメリットなどについて、解説しました。

パワーテープは、その貼り方や重さで、様々な効果を得ることができます。安価で手軽なので、試しやすいことも魅力です。

自分に合うようにカスタマイズして、ラケットも実力も、どんどんランクアップしていきましょう。あと、サイドテープを合わせて貼ることも、お忘れなく!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

あなたの卓球ライフを応援しています♪♪

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