卓球初心者ダブルス動き方とコツ・フットワーク練習メニュー右右/右左

 
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卓球のダブルスは、シングルスとはルールや考え方が大きく違っています。もはや、別の競技と言ってもいいくらいです。

なので、ダブルスにはダブルスに特化した知識・解釈・練習が必要になります。

でも「動き方がわからない」「どんな練習をすればいいのかわからない」と言う人は多く、初心者は特に不安になります。

この記事では、そんな疑問や不安を解消するために、卓球のダブルスの動き方のコツや、フットワークの練習メニューなどについて解説します。

どうぞ最後まで、お付き合いください♪

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卓球ダブルスの動き方のコツ:基本

卓球のダブルスでは、ペアを組んでいる2人が、必ず交互に打つルールです。

そして基本の動き方は、下記の2パターンで違います。

・右利き同士のペア(右右)の場合

・右利きと左利きのペア(右左)の場合

それぞれについて、解説します。

右利き同士のペア(右右)の場合

まずは、右利き同士のペア(右右)の、基本の動き方とコツについて解説します。

下図のように、くるくると回るように動きます。

回る方向は、ボールを打つ位置によって変わります。

フォア側に来たボールを打つときは、時計回りになります。打ったら、右後ろに下がります。

ちょうど、下図のようにです。

バック側のものを打つときは、反時計回りとなり、打ったら左後ろに下がります。

下図のように、です。

 

その場に留まったり、台の内側方向へ動いたりすると、次に打つパートナーの邪魔になります。「打った後は、素早く台の外側方向へ動く」と覚えておきましょう。

時計回りのときは、左足で床を強く蹴って動くのがコツです。反時計回りのときは、打つときに体重を乗せた左足を軸にして、右足を後ろに引いて動きます。

以上が、右右の基本の動き方とコツです。

右利きと左利きのペア(右左)の場合

次は、右利きと左利きのペア(右左)の、基本の動き方とコツについて解説します。

右左の場合は、下図のように「ハの字」に動きます。

打った後、右利きは左後ろに、左利きは右後ろに下がるのがコツです。

前述した右右のように、回らずに済むので動きが少なく、早いタイミングで打つことができます。右左が有利と言われている理由の1つに、これがあります。

以上が、右左の基本の動き方とコツです。

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卓球ダブルスの動き方とコツ:応用編

次は、動き方の応用とそのコツも、下記の場合によって異なります。

・右利き同士のペア(右右)の場合

・右利きと左利きのペア(右左)の場合

それぞれについて、解説します。

右利き同士のペア(右右)の場合

右右の動き方の応用と、そのコツについて解説します。

実際のラリーでは、基本の動き方のように、いつもクルクルと回って打てるわけではありません。タイミングを合わせるのに必死だったり、相手ペアに厳しいコースを突かれて体勢が崩れたりします。

そこで下図のように、三角形を描くイメージで動くのがコツです。

センターラインよりバック側の位置で待ち、打った後は斜め後ろに下がります。センターラインは、台の真ん中に引かれた、ネットに対して垂直な白い線のことです。

また、ときには下図のように、十字に動くこともあります。

相手ペアに大きく動かされたときや、打つのが遅くなったときにする動きです。

このように、実際には状況に合わせた合理的な動き方をします。

以上が、右右の動き方の応用とコツです。

右利きと左利きのペア(右左)の場合

右左の動き方の応用と、そのコツについて解説します。

右左では、前述した「ハの字」に動くことで、真ん中やバック側に来たボールは打ちやすいです。

しかし下図のように、左利きはフォア側(右利きのバック側)へ打たれたボールに対しては、大きく動いて打つ必要があります。

特にこのコースは、右左の弱点としてよく狙われます。そうして、相手に大きく動かされてしまったときは、無理に「ハの字」を保つ必要はありません。

このときの動き方のコツは、左利きは台の外側へまわり、右利きの後ろを通って戻ってくることです。ちょうど、下図のようにです。

 

右利きがフォア側(左利きのバック側)に動かされたときも、同様の要領で戻ります。

このように、動きが交差するときは、視界が一瞬遮られます。なので、パートナーが大きく動くと分かったら、すぐにセンターライン近くに寄って、対応が遅れないように準備しましょう。

ちょうど、下図の太い黄色の矢印のようにです。

こうして、右左でも回るように動くことがあります。右右の応用のように、十字に動くこともあるので、合わせて覚えておきましょう。

以上が、右左の動き方の応用とそのコツです。

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卓球ダブルスの動き方:チェック項目

ダブルスでは、動き方と合わせて、以下のこともチェックしましょう。

・パートナーとの距離感

・ダブルスでは打ちながら動くイメージで

・次のプレーへの準備

・パートナーの打ったボールに合わせて予測して動く

それぞれについて、解説します。

パートナーとの距離感

ダブルスでは、パートナーとの距離感が大事です。

あまりに近すぎると、自分もパートナーも打ちにくいです。また、体やラケットがぶつかってしまうこともあります。

反対に遠すぎると、動く範囲が大きくなって、移動に時間がかかります。

お互いの邪魔にならない、かつ、動く範囲が最小限になる距離を見つけましょう。

このように、パートナーとの距離感が、ダブルスでは大事です。

ダブルスでは打ちながら動くイメージで

ダブルスでは、打ちながら動くイメージで、プレーします。これは、次に打つパートナーのために、スペースを空けるためです。 

卓球のダブルスでは、ペアの2人が必ず交互に打つルールゆえに、打ったらすぐに退かなければなりません。なので、打ちながら動くイメージで打つと、時間を短縮できます。

しかし一方で、動くことばかりに集中しすぎないよう気をつけましょう。

メリハリをつけることも大事で、打つ瞬間は一瞬止まります。これにより、体重をボールに乗せて打つことができ、威力のあるボールになります。

このように、ダブルスでは打ちながら動くイメージで、プレーしましょう。

次のプレーへの準備

ダブルスでは、次のプレーへの準備を意識しましょう。

打ったボールの行方や、パートナーが打つところをじっと見ている必要はありません。気になったり、心配したりする気持ちはわかりますが、見ていても何も変わらず、パートナーの邪魔になるだけです。

それに、どんなときも「ラリーは続く」という前提でプレーします。次に自分が打つまでには時間がありますが、油断せずに十分に体勢を整えて待ちましょう。

このように、次のプレーへの準備を意識することが、ダブルスでは大事です。

パートナーの打ったボールに合わせて予測して動く

ダブルスでは、パートナーの打ったボールに合わせて予測して動くことも、覚えましょう。パートナーがどのコースに打ったかによって、次にボールが来る確率の高いコースを予測できます。

卓球では、基本的にクロスコースに返球されやすいです。

これは、ストレートに比べてクロスのほうが距離が長いので、ミスをしにくいからです。また、相手ペアの癖や、ボールの回転などからも予測可能です。

例えば、パートナーが、相手のフォア側へカーブドライブを打ったとします。カーブドライブとは、ボールに逆横回転(上から見て反時計回りの回転)を加えたドライブのことです。

この回転は、ラケットに当たると、下図のようにこちらから見てフォア側へ飛びます。

なので、フォア側に返球されやすいことがわかります。こうした予測をすることで、自分がどこに動けばいいのかがわかります。

このように、パートナーの打ったボールに合わせて、予測して動くことも覚えましょう。

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卓球ダブルスの動き方:フットワーク・練習メニュー

ダブルスの動き方の練習で、効果的なフットワークメニューがあります。「フットワーク」とは足捌きの意味で、前後左右に動くことや、動いて打つことを指します。

この練習で、パートナーの体格やスイングに必要なスペース、足の速さなども確かめておきましょう。

・右利き同士のペア(右右)のフットワーク/練習メニュー

・右利きと左利きのペア(右左)のフットワーク/練習メニュー

それぞれについて、紹介します。

右利き同士のペア(右右)のフットワーク・練習メニュー

右右のフットワーク・練習メニューを紹介します。

まずは、フォアサイドで交互に打つ練習をします。このメニューでは、下図のように時計回りにクルクルと回って打ち、フットワークを鍛えます。

練習相手にゆっくりラリーを続けてもらい、しっかりと動くことや動き方を確認しましょう。打つことよりも、まずはフットワークに集中します。

パートナーと適度な距離感を保てているかも、チェックしてください。慣れてきたら、ラリーのテンポを速めます。

同様のメニューを、バックサイドでも行います。今度は、下図のように反時計回りに回って打ちます。

フォア・バックどちらの動き方でも、得意不得意がないようにしておきましょう。

そして、飛びつきの練習をします。「飛びつき」とは、バック側からフォア側へ大きく動いて打つことです。

これには、多球練習が効果的です。多球練習とは、複数のボールを用いて行うもので、ラリーをせず1球につき1回だけ打ちます。

下図のように、バック側に構えて、練習相手にフォア側へボールを出してもらいます。

このボールを、体を大きく使って打つ練習をします。

バックスイングのときに右足に体重を乗せ、これを軸に左足を大きく右に運んで打ちます。そして、右足を着地させます。

打ったら右方向へ抜け、後方を通ってバック側に戻ります。ちょうど、下図のようにです。

これをパートナーと交互に打ちます。大きく動くことや動き方、そして戻り方を覚えましょう。

以上が、右右のフットワーク・練習メニューです。

右利きと左利きのペア(右左)のフットワーク・練習メニュー

右左のフットワーク・練習メニューを紹介します。

まず、基本の「ハの字」で動く練習をします。下図のように、フォア側・バック側の両方でこのメニューを行ってください。

 

右右と比べて、パートナーとぶつかる心配はかなり少ないです。ですが、距離感のつめ過ぎに注意してください。体ではなく、ラケットが当たってしまうことがよくあります。

ゆっくりラリーを続け、慣れてきたら徐々にテンポを早めましょう。

次は、多球練習で「∞」を描くように動いて打つメニューです。

練習相手にフォアへ2球・バックへ2球ずつ出してもらいます。これを交互に打つのですが、動き方は下図のようになります。

「ハの字」に交差する動きを加えたもので、実戦に近い形です。

そして、右右と同様に、飛びつきの練習をします。このメニューでも、「∞」と同様に交差する動きになります。

練習相手に、右利き・左利きそれぞれのフォア側に、ボールを出してもらいます。飛びついて打ち、台の外側へ抜け、後方を通って戻ります。ちょうど、下図のようにです。

特に、左利きの選手は、フォア側を狙われることが多いので、このメニューをしっかりやっておきましょう。

以上が、右左のフットワーク・練習メニューです。

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まとめ

今回の記事では、卓球のダブルス動き方のコツや、フットワーク練習メニューなどについて解説しました。

初心者はまず、基本の動き方やパートナーとの距離感をしっかり覚えて、ラリー中に混乱しないようにしましょう。慣れてくると自然と動けるようになってくるので、焦らずに頭の中を整理しながら取り組むといいです。

動き方がスムーズになると、ミスが減って勝率が上がるので、がんばってくださいね!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

あなたの卓球ライフを応援しています♪♪

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