卓球をしていて「今までとは違うプレーをしたい」「戦型を変えたい」と思うことはありませんか?
技術が上達したり、試合経験を積んだりする中で、そう思うのは自然なことです。
これまでに戦型を変更している有名選手も多く、結果を求める上で必要な選択でもあります。
この記事では、そんな卓球の戦型を変える前にしておくべきことや、変え方などについて解説します。
どうぞ最後まで、お付き合いください♪
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もくじ
卓球・戦型を変える前に、明確にしておくべきこと
卓球の戦型を変える前に、明確にしておくべきことが2つあります。
1つは、変えたいと思う理由です。もう1つは、変えた後の、具体的なプレーのイメージです。
「何となく」や「かっこいいから」などの、ぼんやりした理由やイメージで変えても、効果はありません。ラバー代や練習時間などを、浪費して終わることになります。
なので、今の戦型の問題点と、新しく希望するプレーイメージを、きちんと把握しておくことが大事です。
このように、戦型を変える前に、変えたいと思う理由と変えた後のプレーイメージを明確にしておきましょう。
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卓球・戦型の変え方は2パターン
卓球の戦型の変え方には、以下の2パターンがあります。
・大胆に変える
・徐々に変える、ラバーだけを変える
それぞれについて、解説します。
大胆に変える
1つ目の変え方は、思い切って大胆に変えるパターンです。
例えば、ペンホルダーからシェークハンドになど、ラケットの種類をまたいでの変更があります。ラケットの握り方やバックハンドの打ち方が大きく違うので、根本的な変更となります。
卓球をはじめて半年〜1年くらいで、「どうしても今の握り方がしっくりこない」と違和感を感じている人は、このような大胆な変え方もアリです。
また、ラケットやラバーを買い直す前に、チームメイトの道具を借りて、いったん遊びでその戦型をやってみるといいです。「やってみたら違った」「今のほうがいいと気づいた」なんてことも、よくあります。
このように、戦型の変え方には、大胆に変える方法があります。
徐々に変える・ラバーだけを変える
2つ目の変え方は、徐々に変える・ラバーだけを変えるパターンです。
経験が2年以上など、卓球についてひととおりの知識や技術がある人は、こちらがおすすめです。自分の強みを維持したまま、新しい戦型に移行できます。
例えば、シェークではバック面を表ラバーから、粒高ラバーに変えるなどです。変更要素が少ない・近いものほど、ラバーや戦型に慣れるまでの時間が短く済みます。
また、変更したものが合わなかったときに、元に戻しやすいです。
このように、戦型の変え方には、徐々に変える・ラバーだけを変える方法があります。
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卓球・戦型を変えた実例
ここからは、戦型を変えた実例についてです。
・ドライブ主戦型から前陣速攻型へ
・守備的から攻撃的なカットマンへ
それぞれについて、紹介します。
ドライブ主戦型から前陣速攻型へ
私はこれまでに2度、戦型を変えました。ドライブ主戦型から異質速攻型へ、そして前陣速攻型への変更です。
ラバーで言うと、シェーク裏裏(シェークハンドで、フォア面が裏ラバー・バック面が裏ラバーの意味)から裏表、そして表表です。期間は全部で、4年ほどかけてのものです。
ボールについてのルール改正がなされる以前は、威力は回転によるところが大きかったです。そのため、両面に裏ラバーを貼り、両ハンドドライブを打つことを目標とする、ドライブ主戦型でした。
しかし、体格や腕の可動域がこの戦型に合っておらず、バックハンドドライブは全然上達しませんでした。
そんな状況を見かねたコーチが、バック面を表ラバーに変更するように指示してきました。近畿大会が始まる、2日前のことでした。驚きながらも嫌な気はまったくせず、指示通りに変更して、試合に臨みました。
すると、シングルスでは難なく勝利して、ベスト8に入ることができました。非常に短い間に結果が出て、それくらい戦型には大きな影響力があることを実感しました。
こうして異質速攻型となり、バック面で弾くように打つことや、器用なレシーブ・ツッツキなどを覚えていきました。そんなバックハンドの技術に合わせて、フォアハンドでもドライブを打つより、スマッシュやツッツキ打ちをすることが増えました。
そして「フォア面が裏ラバーである必要がないなぁ」と感じるようになり、フォア面も表ラバーに変更して、前陣速攻型・シェーク表表となりました。 自分らしいプレーができるようになったことで、その後の成績も伸び、より一層卓球が楽しくなりました。
ドライブ主戦型と前陣速攻型では、プレースタイルが全然違います。しかし、戦型の変更は徐々に行い、そのときどきの状況に合わせた結果です。
以上のように、ドライブ主戦型から前陣速攻型へ、戦型を変えた実例があります。
守備的から攻撃的なカットマンへ
守備的から攻撃的なカットマンへ、戦型を変更する選手もいました。
カットマンは、ボールに下回転をかける「カット」という守備的な打ち方をします。フォアハンドでのこれがずっと苦手で、対戦相手によく狙い打ちされていました。
そこで、カットはバックハンドでだけ打つようにし、フォアハンドでは攻撃的な打ち方を中心にするようになりました。
カットマンからドライブ主戦型に変わることはむずかしく、時間もかかります。しかし、自分の弱点をカバーするようにプレーすることは、素晴らしいです。
戦型の枠に捉われず、強みを活かしたり弱みを補強したりするような、プレースタイルにすることも選択肢の1つです。
このように、カットマンでも、部分的に攻撃型のプレースタイルを取り入れている選手もいます。
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まとめ
ここまで、卓球の戦型を変える前にしておくべきことや、変え方などについて解説しました。
戦型を変えることは、悪いことではありません。リスクはありますが、より良いプレースタイルを構築するために、必要な決断でもあります。
技術や成績、タイミングなど状況を見ながら変えましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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