卓球初心者におすすめのラバーの選び方!中学生や大人向け!

 
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中学生から大人まで卓球をはじめる際に、必要なものの1つに「ラバー」があります。

ラバーとは、ラケットの表面に貼られている、赤や黒色のゴムの部分です。

ラバーは種類ごとに、それぞれ厚さや硬さに違いがあります。それらの違いによって、性能が変わってきます。このラバー選びも、上達のカギとなります。

そこで今回は、どんなラバーが初心者に最適なのかを、解説していきます。

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初心者におすすめの卓球のラバー

ラバーには、裏ラバーと表ラバーがあります。

そしてその裏ラバー、表ラバーの中にも様々な種類、性能のラバーがあります。レベルや戦型に応じて選びます。

裏ラバー

卓球のラバーの種類の1つに、裏ラバーがあります。

これは、表面がツルツルしたラバーです。ボールとの接触面積が大きく、回転をかけやすいことが特徴です。このため、初心者におすすめのものになります。

この裏ラバーには、反発力の高い高弾性タイプと、弾みを抑えたコントロールタイプの2つがあります。

高弾性裏ラバーが最適

裏ラバーの中でも、初心者におすすめなのが高弾性裏ラバーです。

値段は1,500~3,000円程度。高弾性裏ラバーは、コントロール性や安定性に関して、圧倒的に優れています。ボールがしっかり食い込むので、掴んで投げるような感覚を得られます。

そのおかげで正しいフォームや、基本技術の習得がしやすくなります。

よって、初心者には高弾性裏ラバーが最適です。

ハイテンション裏ラバー

裏ラバーの中で、中級~上級者向けのものが、ハイテンション裏ラバーです。

このラバーは、ゴムの分子を張り詰めた状態にしたものです。こういったものは、「テンション系」と呼ばれます。ボールがよく弾むと同時に、摩擦力のおかげで回転もかかります。1枚4,000〜8,000円と、最も高価な部類です。

初心者が扱うには重量が重く、フォームが崩れる原因にもなるので、おすすめしません。基本技術に加えて、十分な体力や筋力も身につけてから挑戦しましょう。

粘着性裏ラバー

裏ラバーの中で、超上級者向けのものが、粘着性ラバーです。世界各国のトップランカーが使用します。

表面のゴムに粘着性があり、ボールがラバーに触れる時間が長いので、強烈な回転がかかります。他のものとは違い、ボールが食い込むのではなく、表面を擦ることで回転がかかります。ゆえに、スイングのパワーに比例した威力のボールが出せます。しかし重量は非常に重く、弾みはほとんどありません。値段は、高弾性裏ラバーと同じで1,500~3,000円程度です。

ただ、非常にクセが強いため、まったく初心者向けではありません。超上級者や、何十年も卓球をこよなく愛する人たちに好まれるラバーです。

粘着性ハイテンション裏ラバー

裏ラバーの中で、上級者~超上級者向けのものに、粘着性ハイテンション裏ラバーがあります。

粘着性裏ラバーの回転性能と、ハイテンション裏ラバーの非常に高い弾性・破壊力を併せ持っています。1枚6,000円ほどで、高価です。

よく弾むと言われていますが、その弾性はほとんどが高弾性裏ラバーと同じか、それ以下です。

回転を重視しながら威力も求める選手におすすめで、初心者には早過ぎます。

アンチラバー

裏ラバーの中で、中級者~上級者およびカットマン向けのものに、アンチラバーがあります。

アンチラバーは、中級者以上の、シェーク異質型(フォアとバックでラバーの種類が異なる)や、カット主戦型(カットマン)の選手に使用されます。

摩擦力が少なく、相手がボールにかけた回転の影響を受けにくいラバーです。このため、初心者にも扱いやすそうに思われます。

しかし実際には、基本技術の向上を妨げます。高弾性裏ラバー以外の他ラバーと同様に、基本技術を習得した後の選択肢として考えましょう。

表ラバー

表ラバーは、表面に突起状のものがたくさんある、ツブツブのラバーです。

突起と突起の間に空間があるので、ボールとの接触面積が小さくなります。そのため球離れが速く、相手がボールにかけた回転の影響を受けにくいです。また裏ラバーにはない、「ナックル」という無回転ボールを出せることが大きな武器です。

表ラバーには、下記のような種類のものがあります。いずれも球離れが速いため、打球感覚(思い通りのボールを打つ感覚)を掴むのが難しいです。また、湿気に弱いので、環境変化に合わせて打ち方や力加減を調整する力も必要です。アンチラバーと同様に、基本技術を身につけてからトライしましょう!

高弾性表ラバー

表ラバーの中で、コントロールしやすいものに高弾性表ラバーがあります。とはいえ、高弾性裏ラバーには及びません。

球離れが速く安定性にも欠けるため、基本技術の習得には不向きです。

ハイテンション表ラバー

表ラバーの中で、非常に高い弾性があるものがハイテンション表ラバーです。ハイテンション裏ラバーが開発されたのちに、その技術が取り入れられ、近年人気です。

ボールがよく弾んでコントロールが難しいので、初心者にはおすすめしません。

回転系表ラバー

表ラバーの中でも、よく回転がかかるものを「回転系」と言います。粒は少し大きめで、横方向に並んでいるのが特徴的です。

性質が裏ラバーに近いので、裏ラバーから表ラバーに転向する際に選ばれることが多いです。

表ラバー(一枚)

表ラバーの中には、「一枚ラバー」と言われるスポンジのないものがあります。ラバーの元祖でもあり、軽量で低弾性です。

ボールが当たってから離れるまでの時間が非常に短く、安定性は皆無です。そのため、このラバーでは使えない技術が多くあります。

まったくもって、初心者向きではありません。

粒高ラバー

表ラバーの中で粒が高いものを、粒高ラバーといいます。他にも、「イボ高」とも呼ばれます。

打球時に粒が変形することで、相手がかけた回転をそのまま残して返球できます。

しかしながら扱いは非常に難しく、このラバーで基本技術を身につけることは不可能です。初心者は絶対に、選ばないでください。

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初心者におすすめの卓球のラバーのスポンジ

スポンジは、ラバーの裏面の、黄色やオレンジ色の部分です。

上級者になれば、ゴム(赤・黒色部分)とスポンジを別々に用意することもありますが、基本的には一体になっています。

ラバーは、このスポンジが厚いほど打球にスピードが出ます。

スポンジの厚さは中または厚

スポンジの厚さは、中(ちゅう)または厚(あつ)がおすすめです。

メーカーにもよりますが、下記のように段階的に、様々な厚さがあります。

超極薄(ちょうごくうす)0.4~0.7mm
極薄(ごくうす)
薄(うす)
中薄(ちゅううす)
中(ちゅう)1.5〜1.7mm
中厚(ちゅうあつ)
厚(あつ)1.7〜1.9mm
特厚(とくあつ)
MAX(マックス)シートを含む全体の厚さ3.8~4.0mm

厚いほどよく弾んで、スピードが出ます。同時に、それらに比例して重くなります。少しの重さの違いでも、ラケット、ラバーを合わせると重くなることがあるので、注意して下さい。

まだスイングが固まっていないうちに、しっかりと振れないようでは本末転倒です。

初級者のラバー選び、スポンジは中(1.5~1.7mm)または厚(1.7~1.9mm)で!

スポンジの硬さは「やわらかい」

スポンジの硬さは、「やわらかい」がおすすめです。

厚さと同じく、硬さにもバリエーションがあります。ドイツ基準のラバーの硬度では、「かなりやわらかい」~「かなり硬い」まで概ね5段階です。

スポンジ硬度(ドイツ基準) 打球の感覚
〜35 かなりやわらかい
36〜40 やわらかい
41〜45 普通
46〜50 硬い
51〜 かなり硬い

柔らかいスポンジほど、コントロール性能が高く、安定感があります。反対に硬いスポンジほど、強いボールが出る分、コントロールが難しく安定性がなくなります。

基本技術の習得のために、初心者は威力よりもまず、安定性を重視しましょう。このため、「やわらかい」がおすすめです。

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初心者におすすめの卓球のラバーの値段

ラバーの値段は、ラケットとラバー(シェイクハンドの場合2枚)トータルで、8000~12000円を目安にしましょう。

予算配分はラケット50%、ラバー2枚で50%。初心者におすすめの、高弾性裏ラバーの値段は1枚、1,000~3,000円です。またラケットは、5,000円前後のものがおすすめです。

中学生の部活動や大会に出場などの競技用なら、実用的なラケットとラバーを用意することが不可欠です。

はじめからラバーが貼られているラケットセットは、日本卓球協会(JTTA)の公認ではないため、試合に出られません。品質も最低ですので、技術も向上しません。

ラケット、ラバーをそれぞれきちんと選んで、平均1万円前後で揃えましょう!

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初心者におすすめの卓球のラバーの色

裏ラバー、表ラバー、どんなラバーも基本的に赤色と黒色が用意されています。色の違いだけで、性能は変わりません。

シェイクハンドの場合は、フォア面とバック面で、異なる色のラバーを貼るようにルールで決められています。どちらの色がどちらの面にきても構いません。またペンホルダー(ラバー1枚のみ使用)の場合も、どちらの色を選んでも構いません。

お好みで選びましょう!

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まとめ

中学生から大人まで、初心者におすすめのラバーのポイントをまとめると、以下の通りです。

・高弾性裏ラバー

・スポンジの厚さは中~厚

・スポンジの硬さは「やわらかい」

・値段はラケットと合わせて1万円前後で

・シェイクハンドはフォア面・バック面で赤色・黒色1枚ずつ、ペンホルダーはどちらか1枚。お好みで。

最適な用具を選んで、確実にしっかりと、ステップアップしていきましょう!

最後までお読み下さり、ありがとうございました!

あなたの卓球ライフを応援しています♪♪

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