卓球のルールには、多くの人が知っているものから、よく知られていないものまで様々なものがあります。
「大会で失点して、はじめて気づいた!」なんてことにならないように、事前に正しく知っておきたいですね。
この記事では、卓球レシーブでの得失点のルールについて、解説します。
どうぞ最後まで、お付き合いください♪
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卓球レシーブとは
レシーブとは、相手のサーブを打ち返すことです。「リターン」とも言います。
レシーブは、下図のように、相手コートに1バウンドさせるように打ちます。
このように、相手のサーブを打ち返すことをレシーブと言います。
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卓球のルール:レシーブで自分の得点となる場合
レシーブであなたの得点となる場合には、以下のようなときがあります。
相手コートで2バウンドしたとき
レシーブしたボールが、相手コートで2バウンドしたときは、あなたに得点が入ります。
卓球のラリーでは、ボールは1バウンドで打つルールです。ノーバウンドや2バウンドでの打球は認められていません。
ゆえに、レシーブしたボールが、相手コートで2バウンドしたときは、あなたの得点となります。
相手コートでバウンドした後、床についたとき
レシーブしたボールが相手コートでバウンドした後、床についたときも、あなたに得点が入ります。
卓球のルールでは、ボールは床に落ちるまで有効です。なので、相手はこれを打ち返すことが認められません。
意表を突くコースにレシーブしたときや、相手が空振りをしたときなどに、こうなります。
このように、レシーブしたボールが、相手コートでバウンドした後、床についたときもあなたの得点となります。
レシーブしたボールを相手が打って、ネットにかかって相手コートに落ちたとき
あなたがレシーブしたボールを、相手が打ちます。
それが、ネットにかかって相手コートに落ちたときは、あなたに得点が入ります。ちょうど、下図のようにです。
打ったボールがネットにかかって、相手コートへ到達しないことを「ネットミス」と言います。この場合、相手がネットミスをした、ということになります。
このように、レシーブしたボールを相手がネットミスしたときも、あなたの得点となります。
そのほか高確率で得点できるレシーブ
絶対ではないですが、かなりの高確率で得点できるレシーブがあります。
それは、レシーブしたボールが、ネットインをしたり、エッジになったりしたときです。また、手首から先の、ラケット以外の部分で打ったときです。
ネットインとは、下図のように打ったボールがネットに触れてから、相手コートに入ることを言います。
ネットインについては、こちら↓の記事で詳しく解説しています。
エッジは、台の角でバウンドをすることを指します。ちょうど、下図のようにです。
エッジについては、こちら↓の記事で詳しく解説しています。
これらは、ボールの軌道が大きく変化します。なので、相手は咄嗟になかなか対応しきれません。
また、指に当たったボールなども、予測できないイレギュラーな回転になることが多いです。ゆえに、返球がむずかしい状況になります。
(卓球のルールでは、手首から先で打ったボールは有効です。)
このように、絶対ではないですが、かなりの高確率で得点できるレシーブになるものもあります。
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卓球のルール:レシーブで相手の得点となる場合
逆に、ここからは、レシーブで相手の得点となる場合について、各々解説します。
自陣コートでバウンドする前にレシーブしたとき
相手のサーブを、自陣コートでバウンドする前にレシーブをすると、相手の得点となります。
卓球のサーブは、自陣コート・相手コートにそれぞれ1バウンドずつさせるように打つルールです。
なので、2回目のバウンドを待たずしてレシーブすると、反則となります。
レシーブ以降もそうですが、必ず自陣コートで1バウンドしてから打たなければなりません。
このように、自陣コートでバウンドする前にレシーブすると、相手に1点入ります。
自陣コートで2回以上バウンドしたとき
相手のサーブが、自陣コートで2回以上バウンドした場合も、相手の得点となります。
前述したように、卓球は自陣コートでの1バウンド後を打つルールです。
短いサーブを出されて、レシーブの動作が間に合わないときに、2回以上バウンドしてしまうことがあります。
以上のように、自陣コートで2回以上バウンドしたときも、相手に1点入ります。
ボールを続けて2回以上打ったとき
レシーブで、ボールを続けて2回以上打つと、相手の得点となります。
卓球では、どんなときも1回の打球で、相手コートへ返球するルールです。続けて2回打つことを「2度打ち」と言い、反則になります。
1回目の打球で返球できそうにないからと、慌てて再度打ってもダメということです。
このように、ボールを続けて2回以上打ったときは、相手に1点入ります。
ラケットを投げて打ったとき
ラケットを投げて打ったときは、相手の得点となります。これは、反則だからです。
打った「後」に、ラケットが手から離れた場合は有効です。しかし、レシーブが間に合わないからと、ラケットを投げることで打った場合は、認められません。
これは、ラリー中に関しても同様です。
このように、ラケットを投げてレシーブをすると、相手に1点入ります。
ボールがネットにかかって、相手コートに到達しなかったとき
レシーブで打ったボールが、ネットにかかって相手コートに到達しなかったときは、相手に1点入ります。
下図のように、ボールが自陣コート側へ戻ってきた場合です。
これは、自分がネットミスをした、ということになります。
反対に、ボールがネットに当たって相手コート側へ落ちた場合は、ネットインとなり有効です。
以上のように、レシーブしたボールがネットミスとなり、相手コートに到達しなかったときも、相手の得点となります。
相手コートに1バウンドしなかったとき
レシーブで打ったボールが、相手コートに1バウンドしなかったときは、相手に1点入ります。
これは、「オーバーミス」と言います。ちょうど、下図のようにです。
レシーブ以降は、相手コートに1バウンドさせて返球するルールです。ノーバウンドでの返球は、認められません。
ゆえに、1度もバウンドしないものは、失点となります。
このように、相手コートに1バウンドしなかったときは、相手の得点となります。
レシーブしたボールが、天井や照明に当たったとき
レシーブしたボールが、天井や照明に当たったときは、相手の得点となります。
これは、ルールで決められています。天井の高さ近くまでボールを打ち上げることはOKですが、当たってしまうと反則となり失点します。
ただ、レシーブでボールを高く打ち上げることは、ほとんどありません。ロビングを上げるときや投げ上げサーブのときに、こういったリスクがあります。
ロビングとは、次の図のように、身長をはるかに越えるような高さのボールのことです。相手のスマッシュや、強打を返球するときに使用されます。
投げ上げサーブとは、トスを頭上よりも高く上げるサーブのことです。会場によって天井の高さは違うので、気をつけましょう。
以上のように、レシーブしたボールが、天井や照明に当たったときも相手に1点入ります。
ボールがラケット以外のものに触れたとき
ボールが、ラケット(手首より先)以外のものに触れたときも、相手の得点となります。
これは、レシーブの前でも後でも同じで、反則になります。他のものに触れることで、ボールの回転やスピードが変化してしまうからです。
ユニフォームや腕などに当たらないよう、注意しましょう。
このように、ラケット以外のものにボールが触れたときも、相手に1点入ります。
フリーハンドを台についてレシーブしたとき
フリーハンド(ラケットを持っていないほうの手)を台についてレシーブをすると、相手の得点となります。
なぜなら、反則だからです。
ネット近くにバウンドする、短いサーブをレシーブするときなどに、距離が届かないからと手をついてはいけません。これは、ラリーでも同様です。
このように、台にフリーハンドがついたら、相手に1点入ります。
卓球台を動かしたとき
レシーブで卓球台を動かしたときは、反則となり、相手に1点入ります。
体を乗り出した弾みで、台が動いてしまうことがあります。こうなると、返球が正しいものだったのかどうか、わからなくなってしまうからです。
なので、レシーブに限らずラリー中でも台を動かすと、反則により失点します。
以上のように、レシーブで卓球台を動かしたときも、相手の得点となります。
ラケットや服がネットに触れたとき
レシーブのときに、ラケットや服がネットに触れてしまうと、相手の得点となります。
これも、ルールで決められています。
前述した台に続いて、ネットサポート(ネットを支える支柱)を含むネットにも触れてはいけません。触れた時点で反則ですので、失点します。
このように、ラケットや服がネットに触れた時も、相手に1点入ります。
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まとめ
ここまで、卓球レシーブでの得失点のルールについて、解説しました。
卓球には、実に色々なルールがあります。しかし、1つ1つ理解していけば、決してむずかしくはありません。プレーする以前に大事なことなので、きちんと知っておきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
あなたの卓球ライフを応援しています♪♪
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